やなせたかし「えくぼの歌」の全文は?泣きたい時私我慢するの【あんぱんメイコの詩】

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泣いている少女
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詩人としても活躍したやなせたかしさん。

残された数多くの詩の中に「えくぼの歌」という詩があります。

”泣きたいとき、わたし、我慢するの・・・”

えくぼが特徴の女の子の悲しい気持ちを表現したこの詩は、朝ドラ「あんぱん」でも登場人物の「メイコの詩」として取り上げられました。

そこで今回は、

  • やなせたかし「えくぼの歌」の全文や意味は?
  • やなせたかし「えくぼの歌」にモデルはいる?

について詳しく掘り下げていきます!

目次

やなせたかし「えくぼの歌」の全文は?

朝ドラ「あんぱん」でも注目されたやなせたかしさんの「えくぼの歌」の全文がこちらです。

えくぼの歌

泣きたいとき私がまんするの
私は泣くのがにあわないの
私はえくぼがあるから
かなしいときも
笑ったような顔になるの

いつもにこにこうれしそうねと
みんないうけれど
えくぼのてまえがまんしているの

ひとりでこっそり泣けば
私のえくぼにたまる涙

泣きたいとき私がまんするの
みんな私のきもちも知らずに
私はえくぼがあるから
かなしいことの
ない娘だと思われているの

いつもほんとにうれしそうねと
だれもいうけれど
えくぼのてまえがまんしているの

ひとりでこっそり泣けば
私のえくぼにたまる涙

やなせたかし

「えくぼの歌」は、やなせたかしさんの初めての詩集「愛する歌」で公開されましたが、現在は絶版で入手困難となっています。

【関連記事】

やなせたかし「えくぼの歌」の意味とは?独自に解説!

「えくぼの歌」の主人公は、顔にえくぼがあるために、悲しい時でも笑っているように見えてしまう女の子です。

詩の前半の部分の意味を詳しくみていきましょう。

明るい女の子というプレッシャー

泣きたいとき私がまんするの / 私は泣くのがにあわないの

「えくぼ」がある女の子は、本当は泣きたい時も、我慢しがちです。

なぜなら、「自分は泣くのが似合わない」「泣いてはダメだ」と思っているから。

この文章からは、「えくぼ」があるせいで周りから「いつもニコニコしている子」というイメージで見られていることへのプレッシャーが感じられます。

可愛らしい「えくぼ」が、ある意味では”呪い”のようになっているのかもしれません。

悲しみが隠れてしまう

私はえくぼがあるから / かなしいときも / 笑ったような顔になるの

ここで表現されるのは、生まれつきの「えくぼ」という特徴が、悲しい感情をも隠してしまうという難点です。

「えくぼ」は通常、

  • 愛らしさ
  • 幸運・幸福
  • 美しい女性

のシンボルなどとされます。

しかし、この詩では、「えくぼ」が悲しみ(本心)を隠す道具となってしまっていることを表現しています。

この部分が「えくぼの歌」の核心的なテーマでしょう。

見た目と本心の間で

いつもにこにこうれしそうねと / みんないうけれど / えくぼのてまえがまんしているの

周りの人々は、彼女が「いつも楽しそうで幸せそうに見える」と言います。

しかし、その表情は本心からくるものではなく、我慢して作られているものでした。

この文からは、周りからのイメージが彼女を苦しめている様子が伝わってきます。

理解されない寂しさ

ひとりでこっそり泣けば / 私のえくぼにたまる涙

「周りに見られないように一人でこっそり泣くと、えくぼに涙がたまる」という表現は、

  • 隠された悲しみ
  • 誰にも理解されない孤独感

を表現しているように感じます。

そして、幸せや喜びの象徴であるはずの「えくぼ」が、ここでは悲しみの受け皿となっているのです。

この言葉の裏には、「本当は気づいてほしい」という切なる気持ちが込められているように感じます。

この一節は、「えくぼの歌」の中で最も切なく、心に響く部分ではないでしょうか?

やなせたかしさんのこの詩は、「外見の印象と内面の間にギャップがある」ことをわかりやすく描き出しています。

”えくぼの彼女”の視点を通して、言葉にできない複雑な感情や、周りの人には気づかれにくい心の葛藤が繊細に表現された印象的な詩となっています。

やなせたかし「えくぼの歌」にモデルはいる?

やなせたかしさんが「えくぼの歌」に対してコメントをした情報はなく、モデルがいるのかは不明となっています。

朝ドラ「あんぱん」では、いつも明るい女の子・メイコのような女の子のことを思ってこの詩が生まれたというエピソードがありました。

〜あんぱん第22週〜

のぶ(主人公)

これ、メイコの詩やと思う

柳井嵩(やなせたかし)

その詩は、メイコさんみたいにいつも笑ってる子の、悲しい気持ちを書いたんだ。

しかし、実際には、やなせたかしさんがこの詩を書く際にモデルにした人がいるのかは不明です。

というのも、この「えくぼの歌」がやなせたかしさんの関連書籍で話題になったことがなく、詳しい創作の経緯が語られていないためです。

もしかしたら、モデルは妻の小松暢さんの可能性もあるかもしれません。

右側に座る小松暢さんの顔に、うっすらとえくぼが見えるような、見えないような・・・?

モデルに関する情報をお持ちの方がいましたら、コメントお待ちしております!

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