やなせたかし夫婦をモデルにした「あんぱん」では、最終週に「愛犬ボン」が登場。
これはやなせたかしさん、小松暢(柳瀬暢)さんの史実に基づいています。
二人は大の犬好きで、晩年には1匹の犬をマンションで飼っていたのです。
そこで今回は、
- やなせたかしと小松暢の飼い犬の種類・名前は?
- やなせたかしと小松暢の飼い犬はその後どうなった?
について詳しく深掘りしていきます!
やなせたかしと小松暢の飼い犬の種類と名前は?

若い頃のやなせたかし夫婦は3匹の犬を飼っており、晩年には柴犬系の雑種の「チャコ」を1匹飼っていました。
やなせ夫婦が飼っていたと思われる4匹の犬の情報がこちらです。
| 犬の名前 | 犬種 |
|---|---|
| ボン | 柴犬系 |
| ミミ | コッカースパニエル系 |
| メイ? | ??? |
| チャコ | 柴犬系の雑種 |
詳しく見ていきましょう!
一軒家時代は3匹の犬
やなせたかしさんと小松暢さん夫婦は、ともに愛犬家でした。
そのため、やなせさんが百貨店勤務からフリーになり、一軒家だった時には3匹の犬・1匹の猫・1匹の鳥を飼っていたそうです。
会社に行かない生活にも慣れ、フリーの暮らしは身について、やがてカミさんも勤めを辞めて、犬が三匹、猫一匹、ローラーカナリアは楽しげにさえずってはいたか・・・
出典:アンパンマンの遺書(やなせたかし)
ただ、実際に資料で確認できたのは「2匹の犬」でした。
2匹の犬を抱くやなせたかしさん
メイ犬BONによるあとがき。メイは5月、bonはひびきだけのうれしさ。いずれにせよ無意味です。 pic.twitter.com/lDyQla29dR
— 古本屋 百年 (@100hyakunen) July 29, 2016
そのうちの1匹「ボン」をモデルにしたのが、やなせさんの代表作「メイ犬BON」。
「名犬ボン」じゃなくて「メイ犬BON」なのだな。線に迷いがなくて綺麗だな。 #あんぱん pic.twitter.com/4HmIWWaLId
— 切妻 緑 (@CordeliaFAnne) August 15, 2025
「メイ犬BON」は、やなせたかしさんが愛犬の散歩中の表情やしぐさを素材に描いたものでした。
他にも「珍犬ミミ」という漫画も連載していたことがあります。
2/6 やなせたかしさんの誕生日
— ユカ (@yukabushi) February 6, 2017
昭和36年「主婦と生活」より
珍犬ミミ🐩🎩🌼#昭和 #雑誌 #漫画 pic.twitter.com/qjlVw1wjY4
この2つの作品も参考にすると、当時飼っていた犬の種類は、
- 「ボン」→暗めの毛色の柴犬系?
- 「ミミ」→コッカー・スパニエル系?
と推測できます。
また、やなせさんには「名犬メイ」という作品もあるため、3匹目は「メイ」という犬だった可能性があります。(イラストは確認できず)
マンション暮らしへ
その後、一軒家からマンション暮らしになったやなせたかしさんと暢さん。
この頃には、動物を飼っておらず、年齢的にも犬を飼うことは諦めていたようです。
しかし、秘書の越尾正子さんによれば、「近所の人から犬を飼って欲しいと頼まれた」とのことで飼うことになったのだと明かされています。
マンションに引っ越して、もう年齢的にも犬は飼えないと決めていたのだが、近所の人が「どうか飼ってください」と鰹節をつけて頼みに来たから飼うことにしたという。
出典:やなせたかし先生のしっぽ(越尾正子)
犬なのに鰹節というのが妙におかしかった。
越尾正子さんが入社したのは1992年。
当時、73歳のやなせさん、74歳の暢さん、犬(11歳)で暮らしていたそうです。
犬の散歩は、やなせたかしさんの日課でした。
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愛犬チャコ
晩年のやなせさん夫婦が飼っていた犬の名前は「チャコ」でした。
犬の種類は、柴犬のミックス(雑種)。
茶色の毛だったことから「茶=チャコ」と名付けられたんだとか。
特にチャコを可愛がっていたのは暢さんの方で、暢さんが病気で入院した際には、やなせさんが犬を病院に連れていったというエピソードが残っています。
一ヶ月して、カミさんは歩けるようになった。
出典:アンパンマンの遺書(やなせたかし)
ぼくは犬を連れて病院へ行き、カミさんに逢わせた。
カミさんは大変な犬好きだったのである。
玄関まで降りてきて、カミさんは犬をなでてよろこんだ。
愛犬のチャコも、しっぽをちぎれるほど振って甘えた。
その後、暢さんは無事に退院。
愛犬チャコとの生活が再スタートしたのでした。
朝ドラ「あんぱん」では、晩年に犬(ボン)を飼ったことになっていますが、タイミング的に「チャコ」がモデルだと思われます。
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やなせたかしと小松暢の飼い犬はその後どうなった?

愛犬チャコは1993年に肝臓がんで旅立っています。(享年12歳)
犬の12歳は人間の67歳前後ですので、チャコは長生きだったと言えるでしょう。
そんなチャコの旅立ちには、暢さんとの強い絆を感じられる不思議なストーリーがあります。
暢さんの旅立ち
1993年11月22日、やなせたかしさんの妻・暢さんは病気で亡くなっています。
暢さんが亡くなったことを察したのか、チャコは秘書の越尾さんのそばをくっついて離れなくなってしまったそうです。
越尾さんは、「きっとチャコちゃんも寂しいんだろう」と感じていました。
そんな私の後を、奥さんが亡くなって以降、チャコちゃんはくっついて離れなかった。
出典:やなせたかし先生のしっぽ(越尾正子)
「チャコちゃんも寂しいのだな」
そう思っていた矢先の出来事だった。
奥さんの後を追って
暢さんが亡くなってちょうど一ヶ月後。
後を追うように、12月22日にチャコちゃんは亡くなってしまいます。
不思議なことに、
- 亡くなった時刻(午後4時)
- 亡くなった原因(肝臓がん)
は、暢さんと全く同じだったそうです。
秘書の越尾さんは「奥さんがチャコちゃんを連れて行ったんだな」と感じたそうです。
奥さんが亡くなった一ヶ月後にチャコちゃんも亡くなった。
出典:やなせたかし先生のしっぽ(越尾正子)
奥さんがチャコちゃんを連れて行った気がした。
夫のやなせたかしさんも、「カミさんが連れて行った」と同じことを思ったそうです。
一ヶ月後のおなじ日、おなじ時刻である。カミさんが連れていった、とぼくは思った。
引用:アンパンマンの遺書(やなせたかし)
名犬チーズはチャコ?
やなせたかしさんの代表作「アンパンマン」には、「名犬チーズ」という柴犬のようなキャラクターがいます。
公式情報によれば、「チーズの種類(犬種)はわからない」とのこと。
体が「茶色」であることから、もしかしたら「チャコ」がモデルなのかもしれません。
晩年の暢さんは「郊外の一軒家で犬を放し飼いにして暮らしたい」と言っていたそうです。
「叶えてあげられなかった」と後悔していたやなせたかしさんですが、名犬チーズはアンパンマンの世界で元気に走り回っていますね。
また、チーズは「元々はバイキンマンの手下だった」という裏設定があるようです。
つまり、ドキンちゃん(のぶのモデル)とも暮らしていた時期もあったということです。
このように、暢さんとチャコは、やなせさんの作品の中で生き続けているのかもしれません。
今回の記事は、以下の書籍を参考にしました。
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