朝ドラ「あんぱん」の放送で再注目されているやなせたかしさんの人生。
アンパンマンの生みの親は、詩人や絵本作家としての顔もありました。
そんなやなせたかしさんの人生初の詩集がサンリオ出版の「愛する歌」です。
詩集「愛する歌」は、どこで買うことができるのでしょうか?
そこで今回は、
- やなせたかし「愛する歌」詩集とは?
- やなせたかし「愛する歌」はどこで買える?再販予定は?
について詳しくご紹介していきます。
やなせたかしの詩集「愛する歌」とは?

「愛する歌」とは、1966年(昭和41年)にサンリオ出版から出たやなせたかしさん初の詩集で、第五集まで発行されました。
一体どのような本だったのか、詳しく見ていきましょう。
詩集「愛する歌」の概要
やなせたかしさんの「愛する歌」は、1966年(昭和41年)9月に、山梨シルクセンター出版部から発行された詩集です。
- 絵・文:やなせたかし
- サイズ:18cm×18cm
- ページ数:114ページ
- 発行元:株式会社山梨シルクセンター出版部(現サンリオ)
- 発行日:1966年(昭和41年)9月
発行元の「山梨シルクセンター」とは、現在の「サンリオ」です。
この頃、やなせたかしさんは作詞家としても活躍しており、浮かんだ言葉などを書きためていました。
そんな中、やなせたかしさんと交流のあった山梨シルクセンターの辻信太郎さんが、自費出版の詩集(ぼくのまんが詩集)に深く感動したことから出版することに。
当時、山梨シルクセンターには出版部はありませんでしたが、辻さんの熱意が詩集の出版を実現させたのです。
「あんぱん」の八木信之介は、このサンリオ創業者の辻信太郎さんがモデルと言われています。
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大ヒットで全5集を発行
やなせたかしさんの初めての詩集「愛する歌」。
辻信太郎さんの販売戦略などのおかげもあり、異例の大ヒットを記録しました。
結果的に「愛する歌」は増版を重ねるうちに計5万部を超え・・・
ファンの声に応えて第5集まで刊行されることになります。
やなせたかしさんの絵が表紙になった「愛する歌」第1集〜第5集までの実際の画像がこちらです。
「愛する歌」第1集(1966年)

「愛する歌」第2集(1967年)

第二集が刊行された年に、手のひらサイズの「愛する歌 : MINI詩集(全31ページ)」も刊行されました。

「愛する歌」第3集(1969年)

「愛する歌」第4集(1970年)

第四集が刊行された年には、ダイジェスト版の「愛する歌・上」「愛する歌・下」も刊行されています。

「愛する歌」第5集(1972年)

「愛する歌」シリーズは、多くの人々の心に沁みたわっていきました。
「あんぱん」の脚本を担当する中園ミホさんも影響を受けた1人で、生前のやなせさんと交流があったそうです。
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すべての詩に絵がついている
やなせたかしさんの詩集「愛する歌」の特徴は、すべての詩に絵がついていること。

それは、やなせたかしさんにとって、言葉と絵がいつも同時に生まれてくるからでした。
「愛する歌第四集」の「あとがき」には、このように書かれています。
昔、詩と絵はいつも一緒だった
古い中国の絵を見ると
かならず絵の中に詩が書き込んである
僕もそうする
絵と詩とはきってもきれない仲間だから
詩という文字表現だけでなく、絵を添えることでの分かりやすさ、親しみやすさが、詩人としてのやなせたかしさんを確立させたと言っても過言ではないでしょう。
詩集「愛する歌」が世間に受け入れられたことで、やなせたかしさんはその後「文芸誌:詩とメルヘン」を発行する流れとなっていきます。
やなせたかしの詩集「愛する歌」はどこで買える?

やなせたかしさんの詩集「愛する歌」はすでに絶版となっており、中古品を探すしか入手方法はありません。
中古品は1冊4,000円程度
詩人としての才能を開花するきっかけとなった、やなせたかしさんの詩集「愛する歌」。
調査したところ、1990年代までは増刷されていたようです。
しかし、出版不況もあってか、現在は絶版となっており、新品で購入することはできません。
中古市場を見てみると、某フリマサイトでは、1冊4,000円〜14,000円ほどで取引されているようです。

しかし、「あんぱん」の人気もあってか、新しく出回ったとしても、ほとんど売り切れ状態となっています。
図書館で閲覧できることも
絶版になっている貴重な詩集ですが、意外にも、図書館で貸し出しされていることもあります。
例えば、「東京都立図書館(多摩)」では、「愛する歌」第1集〜第5集まで所蔵されています。

読んでみられたい方は、お近くの図書館の蔵書を探してみても良いでしょう。
再販予定はなし
かつてサンリオ出版から発行されていた「愛する歌」ですが、現時点で再販についての情報などはないようです。
※最新情報が入りましたら随時追記していきます。
現時点で買うことができるやなせたかしさんの詩集といえば、河出文庫さんの「やなせたかし詩集」です。
こちらは、「手のひらを太陽に」や「アンパンマンのマーチ」などの代表作が、全272ページで掲載。
詩人としてのやなせたかしさんのエッセンスがぎゅうぎゅうに詰まった1冊となっています。
「あんぱん」に登場したセリフが、「この詩が元ネタだったの?」と気づくこともあるでしょう。
あなたのお気に入りの詩をぜひ見つけて見てくださいね!
「えくぼの歌」の全文や意味の解説はこちらの記事をご覧ください。

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