あんぱんの漫画は誰が書いてる?挿絵やイラストなどの漫画指導はあの人!

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やなせたかし夫婦をモデルにしたNHK朝ドラ「あんぱん」。

北村匠海さん演じる柳井嵩(モデル・やなせたかし)は、幼少期から絵を描くことが大好きな少年として描かれています。

そんな柳井嵩が描く、漫画・挿絵・イラスト・似顔絵などは一体誰が書いているのでしょうか?

調査したところ、以下の4名が携わっていることが判明しています。

  • 幼少期のスケッチ:現役の美大生
  • 学生時代の絵:現役の美大生
  • 4コマ漫画:山根青鬼さん(漫画家)
  • その他のイラストや挿絵:海老原優さん(漫画家・イラストレーター)

詳しく見ていきましょう!

目次

【あんぱん】嵩の幼少期の絵を担当したのは誰?

朝ドラ「あんぱん」で、柳井嵩の子供時代の絵を担当したのは、多摩美術大学4年の久保田小春さんです。

実際に、久保田小春さんが担当した絵の数々がこちらになります!

のぶと父親の絵
嵩と千尋の絵

実は、やなせたかしさんの戦前の絵はほとんど残っていません。

そのため、制作側も「やなせさんがどのような絵を描いていたか」を想像してドラマ撮影に挑んでいたようです。

柳井嵩の子供時代のスケッチ画などを担当した久保田小春(くぼたこはる)さんは、多摩美術大学の演劇舞踊デザイン学科劇場美術デザインコースの4年生です。

久保田さんの絵は、「線に迷いがなく、やなせたかしさんらしく見える」との理由で採用となったそうです。

朝ドラの中で「嵩の絵は優しい」とのぶが絶賛しているように、久保田さんの絵は繊細で優しいタッチが素敵ですね!

【あんぱん】嵩の学生時代の絵を担当したのは誰?

朝ドラ「あんぱん」で、柳井嵩の学生時代の絵を担当したのは、多摩美術大学3年の北沢誠太郎さんです。

実際に、北沢さんが担当した作品がこちらになります!

卒業制作の銀座の絵

伯父の寛の危篤の電報を受け、徹夜で完成させた卒業制作。

この作品を実際に描いたのは、実際に多摩美術大学でグラフィックデザインを学んでいる学生です。

北沢さんは、やなせたかしさんが実際に描いていたフランケンシュタインを加え、賑やかな銀座の風景を作品に仕上げました。

今回の参加について、「やなせさんの可愛らしいイラストのタッチやグラデーションなどを意識した」「すべてが新鮮でとても楽しく、学びになった」とインタビューに答えています。

自分の絵がドラマの中で採用されるという経験は、なかなかできないものですよね。

絵の可愛らしさはもちろん、ロゴの配置、配色、構図などはさすがデザインを学ばれているだけあるなと素人ながら感じました!

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【あんぱん】嵩の漫画は誰が書いてる?

朝ドラ「あんぱん」で、柳井嵩の4コマ漫画を担当しているのは、漫画家の山根青鬼(やまね・あおおに)さんです。

山根青鬼さんは、なんと現在89歳の現役漫画家さんです。(2025年7月現在)

漫画家・山根青鬼さん
漫画家・山根青鬼さん

14歳から漫画を描き始め、漫画家歴は70年以上。

師匠は「のらくろ」の作者・田川水泡さんです。

山根青鬼さんの代表作は、

  • めだかちゃん
  • 飛べ!孫悟空
  • 名たんていカゲマン

などがあります。

「名たんていカゲマン」は、2001年にNHK教育テレビでアニメ化もされました。

また、「のらくろ」の漫画執筆権を譲られ、作者の田河水泡さんが亡くなられた後は、「のらくろ」を引き継いでの新作も手掛けている青鬼さん。

双子の弟・山根赤鬼さんと共に活動をしていた経歴があり、主にギャグ漫画や4コマ漫画がお得意です。

嵩が入賞した4コマ漫画

山根青鬼さんが担当したのが、こちらの4コマ漫画になります。

4コマ漫画(三段跳び)
4コマ漫画(三段跳び)

嵩は、中学時代に弟の千尋に勧められて、高知新報の漫画に応募。

この漫画は「三段跳」と言うタイトルで、ドラマではみごとに入選を果たしました。

この受賞の経験が、それまで悲しい幼少期を過ごしてきた嵩の希望にもなりましたよね。

この4コマ漫画では、「のぶ」のようなハチキンな女の子が「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」と飛び上がり、最後に「西郷どん」と「ドーン」を掛け合わせたギャグでオチがついています。

このストーリーも山根青鬼さんが考えたそうです。

また、嵩が一時期医者を目指して勉強していた時に、気晴らしで書いていた4コマ漫画も山根青鬼さんが手掛けています。

やなせたかしと親交

16歳年上の「やなせたかしさん」として漫画を描くにあたり、当時の絵柄やアイデアから近い作品に仕上げるのには少し苦労されたと話されています。

当時の漫画制作道具などを思い出しながら、4コマ漫画を描いたんだとか。

50年ほど前から、実際にやなせたかしさんと親交があったという山根青鬼さん。

「朝ドラで描かれているような控えめな人だった」と新聞の取材に答えられていました。

また、朝ドラ「あんぱん」の放送が始まると、嵩と千尋との兄弟愛を自分の弟との関係性に重ねて、深く共感する部分もあったそうです。

(※同じく漫画家をしていた弟の山根赤鬼さんは、2003年に67歳で亡くなられています)

【あんぱん】嵩の挿絵やイラストは誰が書いてる?

朝ドラ「あんぱん」で、嵩が描く挿絵・イラスト・似顔絵などは、漫画家でイラストレーターの海老原優(えびはら・ゆう)さんが手掛けています。

幅広い画風で活躍

漫画家・イラストレーターの海老原優さんは、

  • 「ゲゲゲの女房」(2010年)
  • 「ひよっこ」(2017年)

でも漫画指導を担当。

「ゲゲゲの女房」では、漫画家・えびおそうじ役としても出演されています。

藤子不二雄さん、手塚治虫さん、石ノ森章太郎さんらの影響を受けた昭和テイストや、時代背景に合わせた柔軟な作画が特徴で、幅広い画風で活躍されている方です!

あんぱんで多くの絵を担当

海老原優さんが朝ドラ「あんぱん」で描いたものとして、

  • のぶに送った手紙の絵(銀座)
  • 健太郎が描いたのらくろの絵
  • 兵隊時代に描いた似顔絵
  • 兵隊時代の紙芝居
  • 新聞社での挿絵

などが現時点で発表されています。

海老原優さんが手掛けた作品を振り返ってみましょう。

のぶに送った手紙の絵(銀座)

銀座のイラスト

東京の美術学校に進学した嵩が、高知師範学校にいるのぶへ「柳井嵩子」の名前で送った手紙。

銀座の街を背景に、中心には、楽しそうな嵩と健太郎が描かれています。

厳しい学校生活を送っているのぶとは対照的で、「浮かれている」とのぶに飽きられていましたね・・・。

健太郎が書いたのらくろの絵

のらくろのイラスト

辛島健太郎に恋心を抱くメイコが、「のらくろに似てる」と言われてしまうシーン。

ここで登場する「のらくろ」のイラストも、海老原優さんが手掛けたものです。

「柳井嵩」としてだけでなく、健太郎の描き手にもなられていました。

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兵隊時代に描いた似顔絵

八木上等兵の横顔

嵩が小倉連隊時代に、戦友の八木信之介(妻夫木聡)の横顔を描くシーンがありましたね。

実は、この似顔絵も、海老原優さんの作品だと発表されています!

この絵は、海老原さんが実際に妻夫木聡さんの横でスケッチしたもの。

5〜6枚描いた中から、妻夫木聡さん本人が選んだものが採用されたようです。

兵隊時代の紙芝居

双子の島の紙芝居

中国上陸後、嵩が宣撫班として描いた紙芝居「双子の島」。

こちらも、海老原優さんが担当されたそうです!

このエピソードは、やなせたかしさんの実話を元にしていますが、絵の資料はほぼゼロで苦労されたようです。

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新聞社での挿絵

高知新報の挿絵

「朝刊に穴が空いてしまう!」そんなピンチの高知新報を救った嵩の挿絵も、海老原優さんの作品と思われます。

今後、高知新報に正式に採用され、数々の絵や漫画を描くであろう嵩。

どんな作品が登場するのか楽しみですね!

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まとめ

今回は、朝ドラ「あんぱん」で漫画や挿絵などを担当している方々について、詳しくご紹介しました。

改めてまとめると、

  • 幼少期のスケッチ:現役の美大生
  • 学生時代の絵:現役の美大生
  • 4コマ漫画:山根青鬼さん(漫画家)
  • その他のイラストや挿絵:海老原優さん(漫画家・イラストレーター)

ということでした。

イラストレーターの海老原優さんに至っては、今後もドラマの中で数々の絵が登場されるはずです。

嵩の絵にも注目しながら、引き続き「あんぱん」を楽しんでいきましょう!

あんぱんの最終回までのあらすじはこちらの記事で紹介しています。

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