深田貞子の現在!高知初の女性記者の経歴や生涯とは?【小田琴子のモデル】

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深田貞子さん
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やなせたかし夫婦をモデルにした朝ドラ「あんぱん」が好評ですね。

あんぱん第14週「幸福よ、どこにいる」では、ヒロイン・若松のぶ(今田美桜)が戦後初の女性記者として高知新報に採用。

同期の女性記者として、小田琴子(鳴海唯)さんが登場します。

そんな小田琴子の実在モデルとされているのが、小松暢さんの同期だった「深田貞子(ふかだ・さだこ)さん」。

そこで今回は、

  • 小田琴子のモデル・深田貞子さんのプロフィールや経歴は?
  • 深田貞子さんの現在は?

について詳しくご紹介していきます。

目次

高知の女性記者・深田貞子さんの経歴やプロフィールは?

女性の新聞記者

深田貞子さんについて、高知新聞社の取材の情報などをもとにご紹介していきます。

22歳で高知新聞に入社

深田貞子さんは、高知県高知市の生まれです。

東京の女学校を卒業後、22歳で高知新聞社に入社しました。

1946年2月、応募者31名の中から筆記と面接試験を経て、2名の枠に合格。

5歳年上だった小松暢(のぶのモデル)とともに「見習い記者」として入社しています。

教師か医者になりたかった

深田貞子さんは、なぜ記者を目指したのでしょうか?

高知新聞の取材によれば、深田貞子さんは当初「医師と教師を志していた」ということが判明しています。

しかし、女性の国会進出が叫ばれ出したことで、「記者職」というものに興味を持ったそうです。

(※1946年4月の衆議院議員総選挙から女性の立候補が認められている)

知り合いの地元議員からは「新しい時代の仕事だ」と背中を押されたというエピソードが残っています。

女性記者として

深田貞子さんは、記者としてさまざまな記事を執筆。

満州からの引き揚げ者や進駐軍の記者会見の記事、罪をおかした女性に寄り添った記事などが残っています。

戦後に高知に駐留していたアメリカ進駐軍も女性記者の取材には協力的でした。

当時の新聞記事には「(女性記者)二人が成功をおさめ、進駐軍も喜んで出来うることの援助を惜しまない」とコメントを寄せています。

実際、深田貞子さんらが取材をするために「ジープ(車)」を貸してくれたり、パーティーに呼ばれたこともあったそうです。

戦後は、進駐軍が「新聞用紙の統制」や「検閲」などを厳しく行なっていたので、良好な関係を築くためにも女性記者たちの存在は大きかったのでしょう。

小松暢さんとの親交

同期の女性記者・小松暢さんとは年齢が5歳離れていましたが、二人はとても仲が良かったことで知られています。

二人は、入社直後に「高知市役所」や「高知県庁」の担当となり、最初の数ヶ月は一緒に記者室に通い詰める日々でした。

その後、小松暢さんは月刊誌の部署へと異動となりますが、二人の交流は続いていたようです。

編集局長が被災

深田貞子さんらが入社して約10ヶ月後。

1946年12月に昭和南海地震が発生し、編集局長の中平正明さんが被災するという出来事が起こります。

深田貞子さんが小松暢さんと共に自宅へ駆けつけると、中平さんは無事でした。

しかし、倒壊した家屋で奥さんと長男さんが犠牲となり、まだ小さかった次男さんだけが奇跡的に助かるという状況。

そんな中でも、中平さんは「新聞社は無事か」と新聞発行のことを気に掛ける、責任感の強い男性だったようです。

絶望的な状況でも気丈に振る舞う中平さんに、深田貞子さんは惹かれ始めます。

編集局長と結婚

その後、深田貞子さんは中平編集局長との結婚を決意。

二人の年齢差は、18歳ほど離れていたものと思われます。

当時は、子育てしながら仕事をすることが難しい時代ということもあり、深田さんは高知新聞社を退社することに。

寿退社後、深田貞子さんは、残された次男さんを我が子のように可愛がったそうです。

その後、長女さんや次女さんにも恵まれ、3人の子供を分け隔てなく育て上げました。

結局、深田貞子さんが高知新聞に在籍したのは1年ほどでしたが、小松暢さんとの交流はその後も続いていたそうです。

【あんぱん】小田琴子のモデル・深田貞子さんの現在は?

お婆ちゃん

深田貞子(中平貞子)さんは、2018年に94歳で他界されています。

23〜24歳で結婚し、新聞社を辞めて家庭に入った深田貞子さん。

編集局長だった夫の中平正明さんとは「おしどり夫婦」として晩年も仲良く過ごされていたそうです。

1980年代には、小松暢さんを尋ねて東京の「やなせスタジオ」に訪れたこともありました。

その後、夫の中平正明さんは、高知新聞社を経て高知放送の取締役などを務めた後に、2003年に96歳で他界。

その15年後の2018年、深田貞子さんは94歳で旅立たれました。

亡くなった詳しい理由はわかりませんが、年齢的に老衰だったものと思われます。

まとめ

今回は、朝ドラ「あんぱん」に登場する小田琴子のモデル・深田貞子さんについて詳しくご紹介しました。

まとめると、

  • 22歳で戦後初の女性記者となる
  • 1年ほど経った時に当時の編集局長と結婚して退社
  • 編集局長の元妻との子・自分の子2人を育てあげる
  • 2018年に94歳で他界

ということでした。

朝ドラ「あんぱん」でも編集局長との恋愛が描かれるのでしょうか?

また、ヒロイン・のぶとの親交ややりとりも楽しみですね!

今後のあんぱんのあらすじを先読みしたい方は、こちらの記事もどうぞ。

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