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「小豆とぎ橋」のあらすじ!小泉八雲の怪談の舞台やロケ地どこ?【ばけばけ】

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文箱を受け取る侍
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朝ドラ「ばけばけ」の第13週では、「小豆とぎ橋」という怪談が登場しました。

「箱の中には、子供の首が入っていた・・・」

朝からおどろおどろしい展開の怖い話を聞き、ゾクっとした方も多いのではないでしょうか?

一部しか語られていないため、一体、どんな話なのか気になりますよね。

そこで今回は、

  • 小泉八雲の「小豆とぎ橋」はどんな話?あらすじは?
  • 「小豆とぎ橋」の舞台はどこ?ばけばけのロケ地は?

について詳しく解説していきます。

この記事を読めば、朝ドラ「ばけばけ」やその背景にあるストーリーがより楽しめるはずです!

目次

【ばけばけ】小泉八雲の「小豆とぎ橋」のあらすじは?

橋の上で歌を歌う侍と幽霊

「小豆とぎ橋」とは、松江の城下町にある、小さな橋です。

その橋の一体何が怖いのかと言うと・・・

橋の上で、謡曲(能の歌)の「杜若(かきつばた)」を歌ってはいけない。
もし歌えば、橋の下から女の幽霊が現れて、歌った者に恐ろしい災いをもたらす。

という言い伝えがあるからです。

詳しく見ていきましょう!

トキが語った内容

朝ドラ「ばけばけ」に初めて怪談「小豆とぎ橋」が登場したのは、第13週の第61回です。

夜な夜な、ヘブンに怪談を語り聞かせるのが恒例になってきたトキ。

次の怪談は、松江に伝わる「小豆とぎ橋」のお話でした。

侍が、箱の中をゆっくりと開けた。

ゴトリ。

ゆるりと暖かい嫌な匂いと、何かが転がる音。

侍が、箱の中をのぞこうとすると・・・


(中略〜ナレーション〜)

首のない我が子が転がっていた。

(ロウソクを吹き消す)

「小豆とぎ橋」と言う怪談でございました。

「ばけばけ」第61回では「小豆とぎ橋」の一部のみが切り取られており、その全貌がよくわらないようになっていました。

「なぜに子供の首が・・・?」と怖くなった人も多いはずです。

小泉八雲の原文

小泉八雲(ヘブンのモデル)は、実際にこの話を初期の代表作「知られぬ日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)」に収録しています。

原文は、あの「水飴を買う女」の怪談の前に、松江に伝わる伝承として紹介されています。

では、怪談「小豆とぎ橋」の全貌を見ていきましょう!

※原文は適宜、現代語に直している部分があります。

松江の町の東北部にある、普門院という寺の近くに「小豆とぎ橋」という橋がある。

むかし、女の幽霊が、夜な夜なこの橋の下に座って、小豆を洗ったのだそうだ。

日本の美しい草花の中に、虹の紫を呈した「杜若(かきつばた)」という花があるが、この花を唄った「杜若のうた」という歌は、この小豆橋の近くでは、決して歌ってはならぬことになっていた。

どういうわけか、ここへ出る幽霊は、その歌をきくと、大変怒るのである。

もし、その歌を、この橋のほとりで歌う人がいると、その人は、「恐ろしい災厄に遭う」と言われていた。

ある時、「天下に恐ろしいものなし」という大変豪胆な侍がいて、その侍が、ある夜、この橋へ来て、大きな声で「杜若のうた」を歌った。

しかし、怪しいものは、何もあらわれなかった。

そこで、侍は笑って家へ帰った。

すると、自分の家の門の前のところで、見たこともない、背のすらりとした、美しい女性に出会った。

女は侍に軽く会釈をして、手に持った文箱を差し出すので、侍も武家らしく会釈を返すと、女が言うのに「わたくしは、ほんの婢女(召使の女)でござります。奥さまから、この品をあなたさまに・・・」と言ったと思うと、女の姿がパッと消えた。

文箱を開いてみると、中には血だらけになった幼い子供の生首が入っていた。

家に入ると、侍は客座敷の床の上に、頭をもぎ取られた、我が子の死骸を見つけたのである。

出典:小泉八雲全集 第1巻

「やってはいけない」と言われると、やってみたくなる。

そんな人間の心理や傲慢さを突いた怖い話ですね・・・。

なぜ「杜若」なのか

タブーとされる「杜若のうた」は、能の「杜若(かきつばた)」から来ています。

これは、平安時代の歌物語「伊勢物語」を題材にした、とても美しくて優雅な演目です。

この演目自体は、怖い話ではなく、「昔の恋物語を懐かしむ、幻想的で美しいお話」となっています。

あらすじ

旅のお坊さんが、カキツバタの名所である三河国(現在の愛知県)の「八橋(やつはし)」を訪れる。
そこで一人の女性に出会うが、実は彼女はカキツバタの花の精霊だった。
彼女は、かつてその場所を訪れた色男・在原業平(ありわらのなりひら)の恋の思い出や、彼が詠んだ有名な和歌について語り、美しく舞い踊る。

この能の中で歌われるのが、在原業平が詠んだとされる以下の和歌です。

※この歌の各句の頭文字をとると、「か・き・つ・ば・た」となる、言葉遊び(折句)が隠されています。

唐衣(からころも)
着(き)つつ馴(な)れにし
妻(つま)しあれば
はるばる来(き)ぬる
旅(たび)をしぞ思ふ

この和歌は、「長年連れ添った愛する妻が都にいるのに、はるばる遠くまで旅をしてきたものだと、しみじみ思う」という意味です。

なぜ女の幽霊がこの歌を嫌うのか、詳しい理由はわかりません。

どういうわけか、ここへ出る幽霊は、その歌をきくと、大変怒るのである。

出典:小泉八雲全集 第1巻

「妻を思う歌」を聞くと、自分の悲恋を思い出して嫉妬しているのかもしれません。

例えば、

  • 妻子ある男性に捨てられて亡くなった幽霊?
  • 愛する夫に浮気されて亡くなった幽霊?

などでしょうか・・・。

ちなみに、「杜若(かきつばた)」という花はこのような植物。

杜若(かきつばた)

アヤメや花菖蒲にとても似ていますが、

  • 花に網目模様がない
  • 花に白い斑紋がある

というのが見分ける特徴です。

杜若の花言葉の中には「思慕(しぼ)」があり、 万葉集などで恋人を待つ気持ちが詠まれてきたことに由来しています。

「小豆とぎ橋」の舞台はどこ?ばけばけのロケ地についても!

橋と女の幽霊

ドラマの中でトキとヘブンが「小豆とぎ橋」の聖地巡礼をしましたね!

二人が楽しそうに(怯えながら)歌って渡った石橋。

「実際に松江に行けばあるの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。

実は、「史実の舞台」と「ドラマのロケ地」は別の場所となっています!

松江市が舞台の怪談ですが、実際のロケ地は滋賀県の寺院にて撮影されていました。

  • 史実の舞台:普門院の近くの橋(島根県松江市)
  • ドラマのロケ地:日吉大社(滋賀県大津市)

①史実の舞台(物語のモデル)

小泉八雲が怪談として残した本物の「小豆とぎ橋」は、現在の島根県松江市にあります。

正式名称は「普門院橋(ふもんいんばし)」です。

  • 場所: 島根県松江市北田町(普門院というお寺のそば)
  • 由来: 橋の下を流れる川で、夜な夜な妖怪(または幽霊)がショキショキと小豆を洗う(とぐ)音が聞こえたことから、この名がついたと言われています。
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