あんぱん妻夫木聡のモデルは誰?八木のその後はサンリオ関係者か【辻信太郎】

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朝ドラ「あんぱん」の第10週「生きろ」から、俳優の妻夫木聡(つまぶき・さとし)さんが登場。

周りが恐るような存在感ある上等兵・八木信之介(やぎ・しんのすけ)です。

そんな八木ですが、一方で嵩と同じく「文学や詩集が好き」という一面を持つ人物です。

妻夫木聡さん演じる八木信之介のモデルは実在するのでしょうか?

実は、やなせたかしさんとも親交のある”ある大物実業家”がモデルではないか?と噂されています。

そこで今回は、

  • あんぱん八木信之介(妻夫木聡)のモデルは誰?
  • あんぱん八木信之介(妻夫木聡)のその後は?

について詳しく解説していきます!

目次

【あんぱん】妻夫木聡(八木信之介役)のモデルは誰?

具体的なモデルは公式発表されていませんが、サンリオ創業者(旧山梨シルクセンター)の「辻信太郎さん」だと推測されています。

詳しく見ていきましょう。

八木信之介(妻夫木聡)の役どころ

八木信之介は、嵩が所属する福岡・小倉連隊の上等兵という役どころです。

嵩は厳しくしごかれるのかと予想しますが、八木は手を出すタイプではありませんでした。

嵩のことをさりげなく後押ししてくれたり、助言してくれる先輩として描かれます。

また、NHK公式からは、妻夫木聡さん演じる「八木信之介」という人物について、”ある重要な事実”が発表されています。

八木信之介と嵩の関わり

  • 戦後に思わぬところで再会
  • 嵩とのぶの人生に大きな影響を与える

八木信之介役 妻夫木聡 連続テレビ小説初出演
戦時中、柳井嵩(北村匠海)が所属することになる小倉連隊の上等兵。
軍隊になじめない嵩を気にかけ、折にふれ助け舟を出す。戦後、嵩と思わぬ再会を果たし、朝田のぶ(今田美桜)と嵩の人生に大きな影響を与えるようになる。

ステラnetより

このように、妻夫木聡さん演じる「八木信之介」は、戦いが終わった後も嵩と関わりを持つことになるようです。

さらに、「二人の人生に大きな影響を与える」という部分から「アンパンマン誕生との関わり」を連想させます。

妻夫木さんは今回が「朝ドラ初出演」ではありますが、実績のある大物俳優です。

1〜2週間だけの出演は、流石にもったいないですよね!

八木のモデルはサンリオ創設者か

妻夫木聡さん演じる八木信之介は、サンリオ創設者の「辻信太郎」さんではないかと噂されています。

というのも、嵩のモデル・やなせたかしさんの人生のターニングポイントの1つとして、「詩とメルヘン」という月刊誌の創刊がありました。

「アンパンマン」の元祖である「熱血メルヘン怪傑アンパンマン」もこの雑誌で掲載されていたのです。

その後、やなせたかしさんは「詩とメルヘン」という月刊誌の編集長を30年間も務めるほどのライフワークとなっていきます。

そんな「詩人」としてのやなせたかしさんを後押ししたのが、サンリオ創設者・辻信太郎さんでした。

初対面は46歳のとき

史実では、二人の初めての出会いは1965年(昭和40年)

まだ「アンパンマン」が生まれる前で、やなせたかしさんが46歳の時です。

当時、やなせたかしさんが開いた陶器展に辻信太郎さんが訪れたことがきっかけで、辻さんの仕事(お菓子のパッケージデザイン)を手伝うことに。

銀座松屋のギャラリーを借りて創作陶器展をひらいた。なかば冗談でコップに詩を書いたものを出してみたら、これがよく売れた。その後も何度か陶器展をひらいたが、あるときそこに、小さな会社を経営しているという男性がやってきた。よれよれのレインコートを着ていて、名刺には「㈱山梨シルクセンター 代表取締役社長 辻信太郎」とある。嵩は辻から、お菓子のパッケージデザインを依頼される。例によってやったことのない仕事だったが、不二家に納入するキャンディの容器を考えてほしいと言われ、麦わら帽子の形をした陶器をデザインした。

梯 久美子. やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく (文春文庫) (p. 167)

今でこそ「ハローキティ」などの世界的なキャラクターを生み出した会社として知られる「サンリオ」。

その前身である「山梨シルクセンター」は、ハンカチや財布などの小物雑貨を作っており、社員が数名の小さな会社だったのです。

「詩を愛する」という共通点

やなせたかしさんと辻信太郎さんは、ある共通点があり「意気投合」していきます。

それはお互いに「詩や文学が好き」ということでした。

辻信太郎さんは、西条八十が創刊した詩誌「蝋人形」を学生時代に愛読。

さらに、ゴーリキーやアンドレ・ジイドなどの海外文学を片っ端から読破するような”文学青年”だったのです。

「あんぱん」の八木信之介も、部屋でじっくり本を読むような文学好きの人物として描かれています。

さらに「井伏鱒二の詩集が好き」という共通点があり、嵩を目にかけるようになっていきます。

そんなところも、辻信太郎さんを匂わせるポイントです。

詩の才能に気づく人物

辻信太郎さんと出会った頃、やなせたかしさんは書き溜めた詩集を自費出版していました。

しかし、やなせたかしさんの詩に大いに感動した辻信太郎さん。

「これは自費出版じゃなく、ちゃんと書店で売った方がいい。うちで出版しましょう。」

と提案します。

辻信太郎さんは、大急ぎで社内に出版部を作り、1966年(昭和41年)9月に、やなせたかしさんの初の詩集「愛する歌」をこの世に送り出したのです。

このように、辻信太郎さんはやなせたかしさんの「詩人」としての活動を後押しした人物でした。

現代詩には難解なものが多いが、嵩に見せてもらった詩にはだれが読んでもすっと心に入ってくる清潔な抒情性があった。辻にはそれが新鮮で、自分の感動を多くの人に伝えたいと思ったのだった。

梯 久美子. やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく (文春文庫) (p. 171)

妻夫木聡さん演じる八木信之介についても、NHKの制作側から「嵩の詩の才能に気づいて大きな流れを作ってく人物」とあります。

厳しくもありながら、詩や文学を愛する一面も持ち、人間の本質と時代の流れを見抜き、嵩の詩を書く才能にも気付いて大きな流れを作っていくようになります。

ステラnet

この点からも、八木信之介という人物像が辻信太郎さんを彷彿とさせますよね!

「詩とメルヘン」でアンパンマンを連載

詩集「愛する歌」の刊行から7年後の1973年(昭和48年)。

やなせたかしさんの発案で、今後は「詩とメルヘン」という詩の雑誌を発刊することになります。

創刊号はたちまち完売し、その後、辻信太郎さんは「月刊誌にしましょう!」と提案。

1975年には、「詩とメルヘン」の雑誌の中で「怪傑アンパンマン」としてアンパンマンの連載がスタートします。

「詩とメルヘン」の創刊によって、やなせたかしさんはは自由な創作の場を得て、アンパンマンの物語や世界観を発展させていきます。

このように、アンパンマンが世の中に浸透していく立役者として、辻信太郎さんの存在は大きかったのです。

「嵩とのぶの人生に大きな影響を与える人物」として登場する八木信之介が、辻信太郎さんである可能性はここにもあります。

【あんぱん】八木信之介のモデルは架空の人物の可能性も?

辻信太郎さんは、入隊した経験はなく、やなせたかしさんよりも8歳年下です。

ここまで、妻夫木聡さん演じる八木信之介がサンリオ創設者・辻信太郎さんである可能性をお伝えしてきました。

しかし、年齢や経歴の点から見ると、違う部分もいくつかあるので注意です。

やなせたかしさんの方が年上

辻信太郎さんは、1927年(昭和20年)に山梨県甲府市に誕生しました。

やなせたかしさんよりも、8歳若いということになります。

一方で、「あんぱん」の八木信之介は、嵩よりも5〜10歳ほど年上に見えます。

辻信之介さんをモデルにしていたとしても、年齢設定が異なります。

入隊した経験がない

また、辻信太郎さん自身、入隊した経験はありません。

1945年(昭和20年)に、群馬県の桐生工業専門学校化学工業科(現在の群馬大学理工学部)に入学しています。

文学や哲学を学びたい気持ちもあったようですが、徴兵を避けるために理系の学校を選んだようです。

しかし、入学した年の7月に、甲府市は大規模な攻撃を受けています。

ちょうど帰省していた辻信太郎さんは、妹をおんぶしながら火の海の中を必死に逃げました。

その翌月に終戦を迎えたため、辻信太郎さんは入隊せずに済んだのです。

この点も、「あんぱん」の八木信太郎とは異なる点です。

嵩の戦友にした理由

ここからは考察ですが、八木信之介をこのような形で登場させたのは「反戦や平和」という共通点を導き出すためだと考えられます。

辻信太郎さんは、入隊こそしませんでしたが、逃げ延びた日が忘れられず、「戦いのない世の中にしたい」という人生のテーマを掲げていきます。

そして、サンリオの「かわいい」「きれい」という価値をつけた世界的なキャラクタービジネスは、「みんななかよく」というシンプルな企業理念をもとにして発展したのです。

※辻信太郎さんは、97歳で現在もご健在です。

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