【あんぱん】のぶの着物は派手すぎる?モンペはいつ?当時の女性の服装を調査!

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オレンジ色の着物を着た女性
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今田美桜さん主演の朝ドラ「あんぱん」が好評ですね!

そんな中、ネット上では、ヒロイン・のぶの鮮やか着物が「当時としては派手すぎるのでは?」「贅沢は敵って言ってたのに・・・」と疑問の声が出てきています。

のぶは小学校の先生をしており、「愛国の鑑」とまで言われる存在です。

ドラマの中の設定とはいえ、当時の公務員の服装として、本当にふさわしいものなのか気になりますよね。

そこで今回は、

  • のぶの着物は派手すぎる?
  • 1940年代のファッション事情やモンペの登場時期はいつ?

について詳しく解説していきます!

目次

【あんぱん】のぶの着物が派手すぎる?

オレンジの着物を着た女性

「贅沢は敵」の時代

この記事を執筆している時点で、朝ドラ「あんぱん」は第10週「生きろ」を放送中です。

第10週の時代設定は、1941年12月

日本がアメリカに攻撃を仕掛け、全面的な戦いへと入っていく時代が描かれています。

「贅沢は敵だ!」をスローガンに、国民は質素で堅実なライフスタイルが求められていました。

ぜいたくは敵だ!
参考:1940年の看板

のぶの派手な着物が目立つ

しかし、そんな時代の流れの中でも、ひときわ目立つのが、ヒロイン・若松のぶの鮮やかな着物です。

ヒロイン・のぶは、アンパンマンのキャラクターの「ドキンちゃん」をイメージした人物です。

そのため、テーマカラーが「オレンジ」となっていることが制作側から明かされています。

とはいえ、戦時中も変わらず「オレンジ」の着物を着続けているのは、大丈夫なのかな?と気になるところです。

のぶの着物に対するネットの声

ネット上でも、「着物が派手すぎる」「時代に合ってないのでは?」という疑問の声が上がっています。

のぶは「愛国の鑑」

あんぱんのヒロイン・のぶは、小学校の先生をしています。

女子師範学校では、自主的に慰問袋や献金のボランティアに携わり、「愛国の鑑」ともてはやされていました。

誰よりも現地で戦う若者のことを考えており、「贅沢はできない」と嵩にハンドバックを突き返すシーンもありました。

そんな軍国教育の前線に立っている公務員としても、時代性から見ても、のぶの鮮やかな着物は相応しいのか気になるところです・・・。

1940年代のファッション事情・モンペの登場はいつ?

女性の「モンペ」がほぼ義務化されたのは1943年頃で、着物を着る人は少なくなります。

「国民服令」で義務化

1940年に施行された「国民服令」により、国民の服装は簡素化・標準化が進められました。

男性は「国民服」、そして女性には「モンペ」が推奨されました。

モンペとは、動きやすいゆったりとしたズボンを指します。

木綿製で「紺色」「黒」「灰色」などの地味な色が一般的でした。

農作業や防空訓練など、戦時中の労働に適した実用的な服装として、1943年頃にはほぼ義務化されていったようです。

物資の不足

着物を着る人が減ったのは、新しい着物の生産が難しくなっていった背景もあります。

戦時中は、「絹」や「染料」は統制されていました。

そのため、一般市民は「木綿」や「混紡素材」の着物を着ることが多かったようです。

色や柄も、派手さを避けて「紺」「茶」「灰色」「無地」「細かい縞模様」などが主流

新しい着物が手に入りにくいことから、戦前に仕立てた着物をリメイクしたり、大切に着続けたりする人も多かったようです。

「質素」の圧力も

また、戦時中の日本では、華美な装いは社会的に批判されることもあったようです。

国民全体が戦時体制に協力する中、派手な服装は目立ってしまうリスクがあったのです。

公的な場では、質素で清潔感のある服装が求められていました。

特に、のぶのような教員は児童や保護者からの「模範」と見られる立場であったため、実際には服装にも特に気を遣っていたはずです。

実際、戦時中の女性教員の多くは、「防空訓練」などのために動きやすい服装としてモンペを積極的に取り入れていたようです。

【あんぱん】のぶの着物はやっぱり派手?今後どうなる?

のぶの着物は、戦時中としては「やや不自然=派手」である可能性が高いです。
モンペが義務化される時期(第11週以降)は、服装が変化するかもしれません。

ドラマの演出意図

NHK側も「時代考証」の担当がいるため、ヒロインの服装については時代背景とともにしっかり考えられているはずです。

一方で、朝ドラは視聴者に強い印象を与えるために、ヒロインの衣装に鮮やかな色や柄を使うことも。

のぶの派手な着物姿も、彼女の明るさ・元気さ・逞しさなどを強調させる狙いがありそうです。

特に、最近は突然の訃報や戦時中で暗いシーンも多かったですよね。

ですから、「せめて華やかな着物で癒されてほしい」という視聴者への配慮も考えられます。

おしゃれ心を忘れない女性も

また、戦時中は、すべての女性が地味で暗い服を着ていたわけではありません。

2011年の朝ドラ「カーネーション」では、戦時中でもおしゃれ心を忘れない女性たちが描かれていました。

主人公の糸子(尾野真千子)が、「着物に戻せるモンペ教室」を開いたところ大盛況になるシーンもありました。

以上のドラマのワンシーンからも、派手かどうかに関わらず、同調圧力に屈せず、自分のお気に入りの着物を着続ける女性たちもいたことは間違いありません。

のぶの派手な着物も、新しい着物ではなく、昔から持っているものを大切に着ているという説明もつきますね。

第11週以降はモンペに変更?

とはいえ、ヒロイン・のぶは「教師」という立場からも、今後の服装は変わっていくはずです。

特に、あんぱん第11週以降は、モンペがほぼ義務化される1943年が間近。

そろそろ、のぶの派手な着物も何らかの変化が訪れるはず・・・と推測しています。

しかし、今後はしばらく、出征する「柳井嵩」にクローズアップしたストーリーとなる予定です。

派手な着物から変化したのぶのモンペ姿は、いつ見られるのでしょうか?

あんぱん第12週には終戦間際が描かれる予定ですので、少なくとも6月下旬には、のぶのモンペ姿を見ることができるはずです!

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あんぱん次郎はどうなる?についてはこちらの記事で解説しています。

あんぱん次郎のカメラや速記についてはこちらの記事で解説しています。

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