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あんぱん第16週「面白がって生きえ」あらすじ内容を吹き出し形式で!

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あんぱん第16週のあらすじ
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やなせたかし夫婦をモデルにした2025年の朝ドラ「あんぱん」。

この記事では、第16週「面白がって生きえ」のあらすじ(ネタバレあり)をお届けします。

第16週の内容をざっくり言うと

  • 東京出張の最終日に、ガード下の女王「薪鉄子(戸田恵子)」を見つけ取材をする。
  • 薪鉄子は、のぶの速記の技術や男勝りな性格に関心を持つ。
  • 取材帰りに、八木信之介(妻夫木聡)と思いがけない再会を果たす。
  • 高知に帰ったのぶは、薪鉄子ではなく八木の記事を書き上げる。
  • 薪鉄子から「東京で秘書になってほしい」という引き抜きの電話が入る。
  • 釜次が体調を崩し、朝田家にのぶや嵩が見舞いに行く。
  • 釜次が亡くなった後、パン職人の屋村草吉が久しぶりに朝田家に帰ってくる。
  • のぶは東京行きを決め、高知新報を退職することにする。

それでは、あんぱん第16週の詳しい内容を見ていきましょう!

※実際の放送内容とは多少異なる場合があります。

あんぱん最終回までの吹き出しあらすじ(ネタバレ)はこちらにまとめています。

目次

あんぱん第16週「面白がって生きえ」あらすじ

ガード下の女王との出会い

東京出張最終日。

「ガード下の女王」こと薪鉄子(戸田恵子)とは、食あたりの時に助けてくれた女性でした。

のぶ(主人公)

やはりあなたが薪鉄子先生でしたか。

薪鉄子(高知出身の代議士)

いの一番にやらないかんがは「飢餓問題」。
こうしゆう間にも、腹すかせて泣きゆう子供らあがこじゃんとおる。

のぶ(主人公)

先生はなぜガード下に?

薪鉄子(高知出身の代議士)

決まっちゅうやろ。
一番困っちゅう人らあの生の声を聴くためや。

その後、薪鉄子が向かったのは雑居部屋でした。

そこには、薪に助けを求める女性たちが集まっています。

薪鉄子(高知出身の代議士)

必ず守るから。あなたも気持ちを強く持って。

のぶはそのやりとりを速記でメモしています。

そこへ突然、雑居部屋にガラの悪い男たちが乗り込んできました。

男たちは、そこにいた女性を連れ去って身売りさせようとしています。

薪鉄子(高知出身の代議士)

おんしら、何しに来た!
やめなさい!

のぶは咄嗟に男らにカメラを向けます。

のぶ(主人公)

あの!この写真、新聞に載せますきね!

今度はのぶが男たちに絡まれそうになると、嵩が制止に入りました。

柳井嵩

帰ってもらえませんか。
痛い目に遭うのは慣れてます。好きなだけどうぞ。

間一髪のところで警官が駆けつけて、騒ぎは収まりました。

のぶの速記

のぶの速記のメモが役立ち、男たちの悪事に対する証拠となりました。

薪鉄子は、のぶの速記の技術に感心します。

薪鉄子(高知出身の代議士)

どういて速記をやろうと思たがで?

のぶ(主人公)

主人の言葉がきっかけで。
病気で亡うなりましたが・・・。

薪鉄子(高知出身の代議士)

あんたも若いのに苦労しちゅうがやね。

のぶ(主人公)

苦労のうちに入りません。
ここの皆さんを思うたら・・・

薪鉄子(高知出身の代議士)

これが現実や。
あては・・・こぼれ落ちそうになっちゅう人らあを救いたくて代議士になったがよ。

薪鉄子(高知出身の代議士)

そのためには手段を選べん場合もある。
記事にしたら承知せんで!

先ほどの麻雀の取引を秘密にしておくように鉄子はのぶたちに念押しします。

柳井嵩

は、はい・・・。

その後、薪鉄子は、自分たちのことより記事にしてほしい人たちがたくさんいると話します。

薪鉄子(高知出身の代議士)

ここは「どん底」やき。
どん底からみんなで這い上がって、いつかみんなで笑いたいがよ。

のぶは、そのように語る薪鉄子をじっと見つめていました。

薪鉄子(高知出身の代議士)

若松さん・・・やったね。
あてのところで働かんかえ?

のぶ(主人公)

え?

薪鉄子(高知出身の代議士)

答えが見つかってないがやったら、あてと一緒に探してみんかえ?考えちょいて。

そう言い残して薪鉄子は次の用事へと去って行きました。

八木との再会

取材の帰り道。

柳井嵩

のぶちゃん、あの先生と気が合いそうだね。
どうするの?

のぶ(主人公)

どうするも何も・・・うちは記者としても半人前やし。
そんなこと考えゆう余裕ない。

その後、のぶはカメラを浮浪児に奪われてしまいます。

のぶ(主人公)

えっ!?ちょっと待って!!

のぶが追いかけていくと、浮浪児からカメラを取り上げる男性と出会います。

八木信之介(小倉連隊)

はい、これ。
気をつけて。

のぶ(主人公)

ありがとうございます!

八木信之介(小倉連隊)

悪い大人が浮浪児たちにひったくりをさせてるんだ。
許してやってくれ。

その男性とは、かつて嵩の戦友だった八木上等兵でした。

後から追いかけてきた嵩は、八木の姿を見つけて驚きます。

柳井嵩

八木上等兵・・・?

八木は嵩の姿に気づかず、浮浪児たちにコッペパンを配り、本の読み聞かせをしています。

柳井嵩

あの人には軍隊ですごくお世話になったんだ。
まさかこんなところで会えるなんて・・・

のぶ(主人公)

へえ・・・

子供たちが帰って行った後、嵩は八木に話しかけました。

柳井嵩

八木上等兵、お久しぶりです。

八木は一瞬厳しい顔をしましたが、嵩の顔を見て驚いた表情を見せます。

八木信之介(小倉連隊)

土佐の山猿が・・・なんでこんなところうろついてるんだ?

八木への取材

八木に取材を申し込むのぶと嵩。

のぶ(主人公)

私ら高知新報の記者で、東京に雑誌の取材に来たがです。
お話聞かせていただけませんろうか?

八木信之介(小倉連隊)

お前が新聞記者?世も末だな。

柳井嵩

すみません。ぜひ聞かせてください。

八木信之介(小倉連隊)

ブン屋は女代議士でも取材してろ。
そのほうが雑誌も売れるぞ。

のぶ(主人公)

お腹をすかせた子供らあにパンを配っていましたよね?
薪先生も飢餓対策に真剣に取り組んでいらっしゃいます。

八木信之介(小倉連隊)

・・・腹がいっぱいになればそれでいいのか?

八木信之介(小倉連隊)

話が聞きたいなら、今度は美味い酒をもってこい。

八木は意味深な言葉を返し、去っていってしまいます。

のぶたちは、汽車の出発時間ギリギリまで市場の人々に八木の話を聞いてまわることにしました。

すると、八木は子供達にパンを配るだけでなく、読み書きを教えたり、里親探しまでやっていることが判明します。

高知行きの汽車の中で、のぶはやり切った表情をしていました。

東海林明(高知新報)

その顔は・・・納得いく取材ができたようやな?

のぶ(主人公)

はい。

予想外の記事

高知に戻ったのぶは、出張で疲れ果てていました。

若松家では、のぶがちゃぶ台に突っ伏しています。

メイコ(のぶの妹)

聞いてお姉ちゃん。
健太郎さんね、闇市からおらんなってしもたが・・・
東京に行ったがかな?

のぶ(主人公)

そうながや・・・。

メイコ(のぶの妹)

あとね、蘭子姉ちゃん、郵便局クビになるがやって。
男の人らあが戦地からもんてきて・・・。
お姉ちゃん!?

メイコが近況を話している傍ら、のぶはそのまま寝てしまいました。

次の日の高知新報。

次号の締め切りまであと3日となり、編集室は戦々恐々としています。

東海林明(高知新報)

柳井〜!
表紙の絵はできたがか?

柳井嵩

も、もうちょっとで出来ます!

必死に絵を描いている嵩のそばに東海林が近づくと、あることに気がつきました。

東海林明(高知新報)

あ・・・

岩清水 信司(高知新報)

あ・・・

嵩は、表紙にのぶにそっくりな女性を描いていたのです。

一方、のぶは新聞社に泊まり込みで、八木の記事を書き上げていました。

東海林は薪鉄子について触れられていないと声を荒げます。

東海林明(高知新報)

なんでガード下の女王やのうて、ガード下で本の読み聞かせしゆうおんちゃんの記事になっちゅうがや!

柳井嵩

えっ、八木さんのことを?

のぶ(主人公)

子供らあも闇市の人らあも、楽しそうに八木さんの話をしてくれました。「大した人」やと・・・。

のぶ(主人公)

薪鉄子先生は、素晴らしい志を持たれた方です。
けんど、高知出身の政治家をたたえる記事は、先生の政治家としてのお考えに相反すると思うたがです。

東海林明(高知新報)

・・・・で?

のぶ(主人公)

今伝えるべき記事は、こういう隠れた善意の人のことやないかと。

岩清水 信司(高知新報)

けんど、取材をした薪鉄子先生がお怒りになるがやないですか?

柳井嵩

いいえ!ボツにしないでください。
お願いします。この記事は、人の心を掴みます。

東海林は改めて記事を読み直し、修正するように指示します。

東海林明(高知新報)

熱うなって自分の書きたいことを書きゃあえいってもんやない。
ダラダラ書かずに区切れ。わかりやすい言葉にせえ。
1時間で。のぶ、急げ!

のぶ(主人公)

は、はい!ありがとうございます!

のぶは八木の記事の修正を行い、なんとか締め切りに間に合わせました。

鉄子からの電話

街には、無事に「月刊くじら」の最新号が並び始めました。

早速手に取ったメイコは、表紙の絵が姉にそっくりなことを喜びます。

メイコ(のぶの妹)

これ・・・のぶ姉ちゃんや!!
これで鈍い姉ちゃんも、嵩さんの気持ちにやっと気づくやろか。

その頃の編集室。

最新号を手に、嵩とのぶが向かい合っていました。

のぶ(主人公)

今回も売れるとえいね。

柳井嵩

そうだね。

のぶの顔色を伺う嵩の様子を見かねて、琴子が話しかけます。

小田琴子(のぶの同期)

若松さん。この表紙、どう思います?

のぶ(主人公)

構図が大胆で・・・えい表紙やと思います。

岩清水 信司(高知新報)

・・・・それだけですか?

のぶ(主人公)

はい。

琴子をはじめ、編集室のメンバーは表紙の女性のモデルに気づいていないことに拍子抜けです。

最新号が発売されたその2日後。

編集部に、薪鉄子から電話が入りました。

岩清水 信司(高知新報)

編集長・・・薪鉄子先生から電話です。

岩清水 信司(高知新報)

怒っちゅうかもしれません・・・。

のぶの引き抜き

薪鉄子との電話を終えた東海林は、ひとり考え込んでいました。

のぶ(主人公)

薪先生、記事になっていないことをそんなに怒っておられましたか。申し訳ありません・・・。

のぶが謝罪すると、東海林から意外な言葉が返ってきます。

東海林明(高知新報)

いや。薪先生は、お前の記事を「素晴らしい記事や」と絶賛しよった。

東海林明(高知新報)

お前に仕事を手伝って欲しいそうや。
今すぐ新聞社を辞めさせて上京させえと・・・。
お前はどうしたい?

のぶ(主人公)

私は・・・
高知新報に雇っていただいて、こじゃんと感謝しております。
早う戦力になれるようここで頑張りたいです。

その日の夜。

嵩たちと屋台で酒を飲んでいた東海林は、鉄子がのぶを引き抜こうとしていることを打ち明けていました。

東海林明(高知新報)

ガード下の女王は、のぶを引き抜きたいそうや・・・。

岩清水 信司(高知新報)

え!!

柳井嵩

東京でも、別れ際に誘っていました。
薪先生は本気ですよ。

小田琴子(のぶの同期)

柳井さん、のぶさんをガード下の女王に取られてしまいますよ!しっかりせんと。

柳井嵩

え・・?一体何を・・・。

岩清水 信司(高知新報)

そうですよ!今彼女に辞められたら雑誌作りも困りますき。

柳井嵩

でも、若松さんも・・・飢えた子供達を助けたいんだと思います。

東海林明(高知新報)

あいつが行くとこは、あいつが決めるべきや。

同じころ、のぶもメイコに鉄子の話をしていました。

メイコ(のぶの妹)

え、お姉ちゃんが東京!?

のぶ(主人公)

でもうちは、今の仕事にやりがい感じちゅうし、みんなあえい人やし・・・行かんよ。

メイコ(のぶの妹)

ほんまは行きたいがやろ?

のぶ(主人公)

確かに、先生の話を聞いて胸が熱うなった。
先生と一緒やったらうちも子供らあと助けられるかもしれん。
けんど・・・

のぶは自分を拾ってくれた高知新報に恩義を感じていました。

次女の蘭子が郵便局を辞めることもあり、朝田家の長女として家を守らなければいけないとも感じていたのです。

そこへ、蘭子が若松家に尋ねてきました。

蘭子(のぶの妹)

お姉ちゃん、うちや。
うちにもんてきて欲しいがよ・・・釜じいが・・・。

釜次の体調

釜次は体調を崩していました。

のぶたちは、朝田家に帰ることに。

のぶ(主人公)

釜じい・・・大丈夫かえ?

釜次(のぶの祖父)

この通りピンピンしちょら!
・・・ゴホッゴホッ。

元気そうに振る舞う釜次を囲み、のぶは東京行きを迷っていることを家族に打ち明けます。

釜次(のぶの祖父)

のぶ・・・おまんはどうしたいがじゃ。

のぶ(主人公)

え?うちは・・・このまま働きたいけんど。

釜次(のぶの祖父)

本当にそうか?

のぶは返答に困ってしまいます。

その後、釜次は横になり、ラジオを聞いていました。

そこへ、嵩も見舞いにやって来ます。

柳井嵩

釜次さん、お加減いかがですか?

釜次(のぶの祖父)

おまんの漫画はくだらんのう。
でも面白い。

釜次は、千尋がくれたラジオに語りかけます。

釜次(のぶの祖父)

千尋くん・・・なんで海軍らあ志願したがな。
志願せんかったら、兄貴の漫画、もっと読めたのににゃあ。

のぶ(主人公)

嵩・・・
釜じいのために描いてくれんやろか?
嵩の漫画が好きながよ。

嵩は朝田家が出演する4コマ漫画を描き上げます。

釜次(のぶの祖父)

なんじゃこれ、アホやのう。
へっへっへ。

釜次は苦しそうにしながら、笑っていました。

のぶ(主人公)

嵩、ありがとう。

面白がって生きえ

その日の夕方。

朝田家の女性たちに釜次はこれからのことを話します。

釜次(のぶの祖父)

わしはもう十分生きた。
この石屋はわしの代で畳む。

釜次(のぶの祖父)

わしは石屋が性に合うとったがや・・・
やき、ずっと面白がって働いてきた。

釜次(のぶの祖父)

えいか?この家に縛られず、おまんらも面白がって生きえ。
結太郎が言うちょった通りや。
女子も、いや女子こそ大志を抱きや。

そして釜次は、結太郎のソフト帽を前に置いて語りかけ始めました。

釜次(のぶの祖父)

結太郎。のぶの大志がどこになるがか、知っちゅうがか?
戦時中、のぶはお国のために尽くし、家族のためによう働いてくれた。
これからは遠慮のう、大志を貫いてほしいがじゃ。

のぶ(主人公)

釜じい・・・。

釜次(のぶの祖父)

のぶ・・・
お前を待ちゆう人がおったら、そこに向こうて走れ。
おまんが助けたい人がおるがやったら、どればあ遠くても走っていけ。
間違うても転んでもえい。
それも全部・・・面白がって生きえ。

釜次は静かにのぶの背中を押します。

のぶは涙目になりながら、釜次を見つめました。

のぶ(主人公)

うち、釜じいの孫でよかった。最高や。

その後、釜次のリクエストでのぶたちは「よさこい節」を歌います。

家族に見守られながら、釜次は静かに旅立ったのでした。

ヤムおじさんとの再会

釜次の葬儀が行われる中、ある人物が訪れてきました。

屋村草吉(パン職人)

よう!じいさんいるかい?

パン職人の屋村草吉が、御免与に帰ってきたのです。

お経が聞こえ、釜次が亡くなったことを察します。

屋村草吉(パン職人)

じいさん・・・ひでえじゃねえかよ。

葬儀が終わり、朝田家の女性たちから今までのことを聞かれる屋村。

屋村草吉(パン職人)

ぶらぶら行った時で、釣った魚や野菜やらを闇市に持っていく運び屋をしてた。もうパンは焼いてねえ。

屋村草吉(パン職人)

焼き方も忘れちまった。

メイコ(のぶの妹)

ヤムおんちゃんのあんぱん・・・また食べたいなぁ。

蘭子(のぶの妹)

ほかほかのあんぱん・・・

羽多子(のぶの母)

ヤムさんのあんぱん、お義父さんにお供えしたいがです。

屋村草吉(パン職人)

無理だ。酒種もねえ。
旅の途中でダメんなっちまった・・・諦めてくれ。

朝田家の女性たちは、残念そうです。

屋村はその日、久しぶりに朝田家に泊まることに。

その夜、思い出を心の中に甦らせながら、パンを焼き続けた朝田パンの釜に手を触れました。

翌朝、屋村の姿はもうありませんでした。

くら(のぶの祖母)

ヤムさん、どこ行ったがやろうねぇ。
ヤムさんがおってくれたらまたパン屋を再開できると思ったけんど・・・

羽多子(のぶの母)

これからどうしましょう・・・

のぶ(主人公)

うちがこれからみんなを支えるき。
贅沢はさせれんけど、心配せんといて。
みんなあで、面白がって生きよう!

釜次の亡き後、収入源が心配な朝田家。

のぶは長女として家族を支える覚悟でした。

思いがけない言葉

忌引きが明けて、高知市に戻ったのぶ。

高知新報の編集室で、のぶは東海林から思いがけない言葉を言われます。

のぶ(主人公)

無事に葬儀も終わりました。
また今日から頑張らせていただきます!

東海林明(高知新報)

いや、頑張らんでえい。

東海林明(高知新報)

のぶ、この際はっきり言う。
お前は記者に向いちょらん。
お前の記事は力が入るほど客観性を失う。

のぶ(主人公)

どういうことですか・・・

東海林明(高知新報)

お前の記事はその半分以上が「戦災孤児」や「浮浪児」。
子供に同情する記事ばっかりや。

東海林明(高知新報)

それは・・・軍国教育に加担した罪滅ぼしのつもりか?

のぶは東海林の言葉に反応できず、思わず嵩が声を上げます。

柳井嵩

編集長!その言い方はないと思います。

東海林明(高知新報)

ジャーナリストとして、事実を冷静に伝える記事を書けるとは思えん。
自分を捻じ曲げて、そうなる必要もない。よう考え。

自分を拾ってくれた高知新報に恩返ししようと思っていたのぶ。

しかし、東海林からの「記者としての適正」の指摘に、のぶは考え込みました。

その日の夜。

のぶは、次郎からの最後のメッセージを改めて読み返します。

そして、薪鉄子の言葉、釜次の言葉を思い返していました。

〜回想〜

薪鉄子(高知出身の代議士)

目の前に困っちゅう人がおったら助けたいがや。
どん底から這い上がって、いつかみんなで笑いたいがよ。

釜次(のぶの祖父)

のぶ。
お前を待ちゆう人がおったらそこに向こうて走れ。
助けたい人がおるがやったらどればあ遠いところでも走ってゆけ。

のぶの心の中に静かに、大志の火が灯りました。

久しぶりのあんぱん

その数日後。

のぶは、ある報告をするために御免与の朝田家に向かいます。

そこへ、嵩も釜次の弔いのために朝田家に訪れました。

のぶ(主人公)

うち、東京へ行きます!
代議士のお手伝いをしようと思います。

柳井嵩

東京って、薪先生の・・・

羽多子(のぶの母)

たまるかー!

のぶ(主人公)

仕送りはしますき。

羽多子(のぶの母)

よう考えて決めたがやね。頑張りなさい。

朝田家は驚きながらも、のぶの決意を祝福します。

一方、嵩はのぶが東京へ行ってしまうことに少し複雑そうにしていました。

そこへ、パンの焼けるいい匂いが漂ってきます。

屋村が代用品であんぱんを焼いていたのです。

屋村草吉(パン職人)

酒種も材料も違うから、味は保証できん。

屋村草吉(パン職人)

さあ、食えチビ。嵩もな。

柳井嵩

うん!

みんなが嬉しそうにあんぱんを頬張ります。

羽多子(のぶの母)

ヤムさん、本当のあんぱんみたいです。

屋村草吉(パン職人)

釜じいの窯と俺の腕は本物だからな!

屋村は誇らしそうにみんなを見つめています。

あんぱんの1つは釜次の墓前にも添えられました。

〜あんぱん第16週終わり〜

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