やなせたかしの結婚はいつ?何歳で妻と付き合うのか史実から!【馴れ初め】

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朝ドラ「あんぱん」で、注目されているやなせたかし夫婦。

ドラマでは幼馴染の設定であり、この記事を書いている時点(2025年5月)では、嵩はのぶに片思いしている段階です。

「二人はいつくっつくの?」と気になる人も多いはずです。

実話では、やなせたかしさんは妻のぶさんと何歳で付き合い、結婚したのでしょうか?

そこで今回は、

  • やなせたかしと妻の結婚は何歳?
  • やなせたかしと妻の馴れ初めは?いつ付き合った?

について詳しくご紹介していきます!

目次

やなせたかしと妻の結婚はいつ?プロポーズは?

やなせたかしさんと妻のぶさんが結婚したのは、1949年(昭和24年)のことです。

史実によれば、やなせたかしさんが30歳、のぶさんが31歳の時に晴れて夫婦となっています。

この時、二人は東京の中目黒に住んでおり、やなせたかしさんは「三越宣伝部」に勤務しながら新聞や雑誌などに漫画を投稿していました。

一方、妻ののぶさんは、速記の技術を買われ、高知県選出の国会議員の秘書として働いていました。

賞金でご馳走を食べてプロポーズ

東京での暮らしはギリギリでしたが、やなせたかしさんの作品が入賞した賞金で美味しいものを食べ、そこでプロポーズをしたというエピソードが残っています。

旧香北町の町長だった野島民雄さん
「先生の作品が賞に入って賞金をもらったようでございます。それで二人がおいしいものを食べて、そこで結婚の申し込みをしてプロポーズしたということについてはね、にっこり笑っておっしゃっておりました」

朝ドラ決定《アンパンマン》やなせたかしさん 妻への「熱い熱い愛情」故郷の町長が語る秘話【高知】

約2年間の同棲期間で愛を温めて支え合い、1949年に2人は正式に夫婦となりました。

やなせたかしさんは、妻のぶさんとの出会いについて、このような詩を残しています。

死にたいことも
あったけれど
生きていたから
よかったね
ここでこうして
こうやって
ふしぎなふしぎな
めぐりあい
あきらめなくて
よかったね

(「めぐりあいの幸福」より)

「やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく」(文春文庫)より

その後、やなせたかしさんが漫画家として独立すると、妻のぶさんも仕事を辞めて夫のサポートに回りました。

妻のぶさんは、74歳で病気で亡くなるまで、夫のやなせたかしさんを支え続けたのです。

77歳で結婚式

やなせたかしさんと妻のぶさんは結婚式は挙げておらず、結婚の記念写真なども、現時点では公開されていません。

しかし、人を楽しませるのが大好きだったやなせたかしさんは、妻のぶさんが亡くなった後に「疑似結婚式」を披露したというエピソードがあります。

これは、やなせたかしさんが喜寿(77歳)のお祝いの時に、漫画家仲間の里中満智子さん(当時48歳)を花嫁役にして行ったもの。

里中さんは”遺産狙いの花嫁”という設定で、真面目なお芝居をしたそうですが、かなり大ウケしたんだとか。

やなせさんの妻 
のぶ
 さんが亡くなった後、やなせさんは自身の喜寿祝いで疑似結婚式を催し、花嫁となったのは29歳下の里中さん。「遺産狙いとの設定で『何やってんだ』と思われることを、まじめにひと芝居打つのは難しい。大受けして、やなせさんがミュージカルに目覚めるきっかけになった」と会場を笑わせた。

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きっと妻ののぶさんも、天国から大笑いして見ていたのではないでしょうか?

次の章では、気になる2人の出会いや交際のきっかけについて詳しくご紹介していきます!

やなせたかしと妻の馴れ初め!付き合うのは何歳?

やなせたかしさんが27歳、妻のぶさんが28歳のときに同じ職場で初めて出会い、その後1年以内に交際へと発展しました。

入社試験の会場で初めて出会う

1945年に戦争が終わると、中国に徴兵されていたやなせたかしさんは、1946年3月に故郷へと戻りました。

その2ヶ月後、27歳の時に「高知新聞社」の採用試験を受験。

その試験会場では、やなせたかしさんより3ヶ月早く入社していた小松暢さん(28歳)が受付などをしていたのです。

当時は企業で女性が働くのは珍しい時代だったので、やなせたかしさんもきっと印象に残ったことでしょう。

朝ドラ「あんぱん」では、のぶと嵩は「幼馴染」という設定ですが、実話では”大人になってからの出会い”でした。

月刊誌の編集部で再会

やなせたかしさんと小松暢さんは、「月刊高知」という月刊誌の編集部で再会を果たします。

創刊時の部員はたった4人で、

  • 青山茂さん(38歳)
  • 品原淳次郎さん(21歳)
  • やなせたかしさん(27歳)
  • 小松暢さん(28歳)

というメンバーでした。

「月刊高知」は、青山さん、品原さん、やなせさんが順番に編集長を務めるスタイル。

のぶさんは得意を「速記」を活かして対談をまとめたり、美容や手芸の特集を担当していました。

のぶさんの真向かいのデスクに座っていたやなせたかしさんは、あっという間にのぶさんに好意を持つようになってしまったそうです。

見た目と性格のギャップ

のぶさんの印象は、やなせたかしさんによれば「一見色白でかよわそうに見えるが、体育会系の硬派」とのこと。

のぶさんは、雷が鳴ると「もっと鳴れー!」と喜んだり、広告の集金では渋る相手にカバンを投げつけて「きちんと払いなさいよ!」と啖呵を切ったり・・・

見た目とは裏腹に、「ハチキン(男勝り)」なギャップにやなせたかしさんは心を射抜かれてしまったんだとか。

のぶさんの方も、優しくて穏やかなやなせたかしさんのことに好意を持っていたそうです。

東京への出張で仲が深まる

二人の距離が縮まったのは、部員4人での東京への取材旅行でした。

この時、闇市で買ったおでんで、のぶさん以外の3人が食中毒を起こしてしまいます。

のぶさんは、チクワや卵などの貴重な食材を男性陣に食べさせたいと思い、大根ばかり食べていたので無事だったのです。

のぶさんの夜通しの看病で、先に回復したのがやなせたかしさん。

青山さんと品原さんを寝かせ、荷物を整理して運んでいるうちに、二人の絆が深まったそうです。

結婚話で焦るやなせさん

その後、のぶさんに「縁談」が来ていることを知ります。

ある店でのぶさんに一目惚れした紳士が、妹を通じて新聞社に訪ねてきていたのです。

のぶさんは結婚話を断りましたが、「自分の気持ちを打ち明けよう」と決心したやなせたかしさん。

しかし、どうしても勇気が出ずにグスグスしていると・・・

なんとのぶさんの方から求愛してきたのです。

著書「アンパンマンの遺書」によれば、ある日の夜、二人で取材帰りに歩いていると、のぶさんがボソっと「やなせさんの赤ちゃんが産みたい・・・」と呟いたそうです。

この一言で、やなせたかしさんは思わずキスをしてしまい、それに応えるようにのぶさんも体を預けたんだとか。

こんなことを好きな女の子から言われてしまうと、暴走してしまうやなせさんの気持ちも分かるような・・・。

このようなドラマチックな出来事がきっかけで、二人の思いがやっと通じ、交際がスタートします。

これは入社してから1年以内の出来事ですので、二人の年齢は、27〜28歳くらいです。

先に行って待ってるわ

やっと想いが通じあった二人でしたが、のぶさんが突然「上京する」と言い出します。

のぶさんの以前からの知り合いが、高知県選出の代議士になり、「東京で秘書をして欲しい」とスカウトしてきたのです。

やなせたかしさんも「いずれ東京で漫画の仕事がしたい」と思っていたことをのぶさんは知っていました。

のぶさんは「先にいって待ってるわ」と言い残し、さっさと辞表を出して行ってしまったそうです。

それから約半年後、やなせたかしさんも上京の決意をして後を追いかけました。

新聞社を辞める決断がなかなかできなかったやなせさんでしたが、1946年12月に起きた「南海大地震」の中でも呑気に寝てしまっていたことから「自分は記者に向いてない」と踏ん切りをつけることができたんだとか。

当時、社内には「女を追いかけるのか」「腰かけ」などの批判もあったそうです。

しかし、「やなせ君は志を抱いて上京する。成功すれば将来のためになる」と上司が激励してくれたことで、円満退社となりました。

結果的に、

  • 恋人が東京に行ってしまったこと
  • 地震が起きたこと
  • 上司が背中を押してくれたこと

という3つが重なり、会社を辞めて夢だった東京へと引っ越しする決断ができたのでした。

このことがなければ、やなせたかしさんの数々の功績やアンパンマンの誕生はなかったかもしれませんね。

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まとめ

今回は、やなせたかしさんの妻との結婚や出会いや交際について詳しくご紹介しました。

まとめると、

  • やなせたかしさんが27歳、妻が28歳の時に出会う
  • 馴れ初めは新聞社時代に同じ部署に配属されたこと
  • やなせさんのキスから2人の交際がスタート
  • やなせたかしさんが30歳、妻が31歳の時の結婚

ということでした。

ドラマチックな展開で、思わずドキドキしてしまいましたね。

朝ドラ「あんぱん」では、キスのエピソードがあるのか…楽しみです!

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