BSで再放送されている朝ドラ「チョッちゃん」。
黒柳徹子さんの母・蝶子の人生を描いた物語の中で、娘・加津子が通う学校として「杉山学園」が登場しています。
「座る席は自由」「科目も自由」などの先進的な校風が特徴のこの学校。
一体、モデルの小学校はどこなのでしょうか?
そこで今回は、
- 杉山学園のモデルはどこ?
- 杉山学園のモデル校の教育とは?
- 杉山学園のモデルの現在はどうなってる?
について詳しくご紹介していきます!
チョッちゃんの杉山学園のモデルはどこ?

ドラマで登場する「杉山学園」は、黒柳徹子さんが実際に通っていた「トモエ学園」がモデルである可能性が高いです。
朝ドラ「チョッちゃん」では、小学校1年生の加津子の問題行動が多く、通っていた学校の担任から退学を促される展開になりました。
そこで母・蝶子は恩師の神谷先生から推薦された“子どもの目線で教える先進的小学校”である「杉山学園」への転校を決意します。
実はこれは、黒柳徹子さんの史実に基づいた流れです。
黒柳徹子さんは、「小学1年生の時に問題児として扱われ、退学することになった」とインタビューで語っています。
もともと家の近くの小学校に通っていて、1年生を3か月ぐらい過ぎたころに退学になったんです。
なんで退学になったかというと、『窓ぎわのトットちゃん』にも書いてありますが、小学校にチンドン屋さんを呼び込んだり、おもしろがって机のフタを(昔の学校の机は上に開いたから)授業中に百回ぐらい開けたり閉めたりしちゃったの。
つばめが巣を作って、行ったり来たりしているのを見て、授業中に窓から身を乗り出して「何してるの」「何してるの」と何度もつばめに聞いたりもしたらしい。
それで母が先生に呼び出されたんです。
先生は「私も子どもの気持ちがわからないわけじゃないですから、つばめに『何してるの』と聞いてもいいけど、授業中に聞くことはないんじゃないですか」って、本当におたくのお嬢さんには困っているということを母に言ったそうなんです。
それでその学校は辞めることになり、新しい学校に行くことになりました。
黒柳徹子さん スペシャルインタビュー
ここで語られている「新しい学校」というのが、「トモエ学園」という学校でした。
黒柳徹子さんの自伝的小説「窓際のトットちゃん(1981年)」は、まさにこの学校での体験がもとになっている作品です。
黒柳徹子さんにとっては、この新しい学校が「夢の学校」であり、ここでの温かな経験があったからこそ自己肯定感が育まれたのだと語っています。
そのため、「チョッちゃん」に登場する「杉山学園」とは、「トモエ学園」をモデルにしている可能性が高いと言えます。
チョッちゃんの杉山学園のモデル「トモエ学園」の自由な校風!

「トモエ学園」は、日本で初めて本格的なリトミック教育を導入した学校であり、子ども中心な自由な教育を実践していた先進的な校風でした。
「トモエ学園」の特徴を簡単にご紹介します。
- 子ども自身の興味や感性を重視
- 10人以下の少人数制
- 好きな教科を選んで学習できる柔軟なカリキュラム
- 机も自由席
- 廃車になった電車車両を教室として利用
- 自然の中での体験学習や遊びを取り入れる
- 子どもの小さな疑問を対話で解決する
- 肉体的・知的に様々な条件を持つ子どもたちを含め、全ての子どもの個性と尊厳を尊重
「チョッちゃん」の中でも、「好きな科目から始めていいんだよ」や「席も好きなところに座っていいんだよ」と加津子が嬉しそうに話すシーンがありました。
これらも、「トモエ学園」での経験をもとにしたエピソードと言えますね。
また、黒柳徹子産の「窓際のトットちゃん」では、廃車となった電車を教室として利用していたエピソードも印象的に語られています。
黒柳徹子さんが館長の安曇野ちひろ美術館に、トットちゃん広場がある。
— みのヘンドリックス (@minohen2017) August 28, 2024
窓際のトットちゃんの本は、ちひろの絵が使われた。
広場には、物語にあるトモエ学園の電車の教室が再現されている。 pic.twitter.com/Qj6DeBSJgc
このように、「トモエ学園」は、子どもたちの個性尊重・自己肯定感を育み、体験中心の教育を貫いた先駆的な学校でした。
「トモエ学園」が目指した教育は、現代でも関心が高い「モンテッソーリ教育」「インクルーシブ教育」「非認知能力の向上」などと通じる部分が多いと言われています。
チョッちゃんの杉山学園のモデル「トモエ学園」の現在は?

「トモエ学園」は1937年(昭和12年)に開校後、1945年の空襲により校舎がなくなり、小学部門は廃止。1964年に廃校(廃園)しています。
「トモエ学園」は、黒柳徹子さん以外にも、
- 津島恵子さん(女優)
- 池内淳子さん(女優)
- 山内泰二さん(物理学者・研究者)
などの著名な出身者を輩出しました。
しかし、先にお伝えした通り、残念ながら「トモエ学園」はすでに閉校しています。
その後、1988年に学校の跡地があった自由が丘には、有志により「トモエ学園の記念碑」が建てられました。
※2023年に商業施設「JIYUGAOKA de aone」(自由が丘 デュ アオーネ)内に移設
この記念碑には、このように刻まれています。
自由が丘
Notre Havre de Liberté et de Création
自由と創造の我等が母校
(中略)
私たちこの地に学び育まれた者は、ここに行われた教育が、時をこえて生き続けることを願い、恩師への敬愛と感謝の思いを込めて、この碑を建てる。
自由が丘学園
トモエ学園 同窓生 並びに 関係者一同
黒柳徹子さんもこの記念碑のリニューアルの際に訪れています!
/⋰ #黒柳徹子 さんが #窓ぎわのトットちゃん の舞台である
— 映画『窓ぎわのトットちゃん』公式アカウント (@tottochan_movie) November 24, 2023
<トモエ学園>の跡地に再訪❕
\⠢
街の再開発に伴いリニューアルされた
<トモエ学園>の記念碑の除幕式を開催✨
思わず笑顔が溢れる徹子さん
"私の人生を作ってくれた場所"と
当時に想いを馳せ、熱い想いを語りました✧… pic.twitter.com/A2XGR3xL0Q
現在も「トモエ学園」のような学校があったら、ぜひ子供を通わせたい!と思う親御さんも多いのでは無いでしょうか?
黒柳徹子さんの人生に大きな影響を与えた「トモエ学園」。
詳しく知りたい方は、ぜひ「窓際のトットちゃん」をお手に取ってみてください。


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