熊本へ舞台を移した朝ドラ「ばけばけ」。
第21週では、呪われた女として「吉野イセ」という人物が登場します。
この女性には、実在モデルがいるのでしょうか?
また、演じるキャストが誰なのかも気になりますよね!
そこで今回は、
- 【ばけばけ】吉野イセの役柄とキャストは?
- 【ばけばけ】おイセの実在モデルは誰?史実は?
- 【ばけばけ】おイセのモデルはその後どうなった?
について分かりやすく解説していきます。
※この記事は、朝ドラ「ばけばけ」の今後の展開を含む可能性がありますのでご注意ください。
【ばけばけ】吉野イセの役どころとキャストは?
第21週から登場する吉野イセ(おイセさん)は、
熊本の田舎の村の様々な言い伝えに詳しい女性で、どうやら呪われているらしい
という非常にミステリアスな役どころです。
なぜ「呪われている」のか・・・それはおイセの壮絶な生い立ちにありました。
おイセの生い立ち
- 10歳のときに父・母・兄が立て続けに他界
- 不幸の連鎖を止めるため「身代わりの墓(人形の墓)」を作る
- 命は助かったものの、大病や借金苦で呪われ続けている
そんな難しい役を演じるのは、今回が連続テレビ小説初出演となる、女優の芋生悠(いもう はるか)さんです!
芋生悠さんのプロフィール
- 名前:芋生悠(いもう・はるか)
- 生年月日:1997年12月18日
- 年齢:28歳(2026年2月現在)
- 出身地:熊本県
- 特技:美術、書道(師範)、空手(黒帯)
芋生さんは、映画『ソワレ』や『ひらいて』などで圧倒的な存在感を放ってきた実力派女優。
NHKの制作統括の方も「映画での演技が素晴らしかった」と絶賛しての起用となりました。
そして最大のポイントは、芋生さんご本人が「熊本県出身」であること。
迷信を背負う重苦しい空気を、ネイティブの熊本弁と演技力でどのように表現するのか注目です!
【ばけばけ】おイセの実在モデルは誰?

呪われた女性「吉野イセ」には実在モデルがいるのでしょうか?
結論からお伝えすると、
小泉八雲の家で働いていた「お梅」という少女がモデル
である可能性が高いです。
なぜなら、
- 二人の境遇が似ている
- 「人形の墓」の風習が出てくる
という理由からです。
「お梅」がセツたちに語った悲惨な身の上話は、後に小泉八雲の怪奇文学「人形の墓」という作品として発表もされています。
詳しく見ていきましょう!
親を亡くした可哀想な娘
熊本時代、小泉八雲の家で働いていた女中(子守)の1人に「お梅」という幼い娘がいました。
- 年齢:10歳〜11歳
- 生い立ち:両親を立て続けに亡くす
その境遇を哀れんだ八雲たちが、自宅に迎え入れることに。
その後、8年ほど家のお手伝いとして働いてもらっていたそうです。
「人形の墓」の作品のモデル
小泉八雲は、1897年出版の「仏陀の国の落穂」の中で、このお梅をモデルにした「人形の墓」という文学作品(小説)を発表。
小説では、実名の「お梅」ではなく「イネ」という名前で娘が登場しています。
それぞれの名前の違い
| 史実 | お梅 |
|---|---|
| 作品 | イネ |
| ばけばけ | イセ |
小説のイネは、「ばけばけ」のおイセと同じように、「人形の墓」が理由で一家の不幸を背負ってしまった悲しい娘という設定です。
そもそも「人形の墓」とは一体なんなのでしょうか?
実は、熊本の阿蘇エリアには、
家に2人続けて死人が出ると、3人続かぬようワラ人形を作って葬式をしなければいけない
という言い伝えがあるのです。(※現在はほぼ無くなっている)
イネの家では、両親が立て続けに亡くなりましたが、「人形の墓」は作られずじまいでした。
すると、兄・祖母がさらに亡くなってしまうという不幸の連鎖が続いてしまいます。
妹と二人になったイセは、別々に貰われていき、家は完全に途絶えてしまったのでした。
※八雲は、妻のセツ経由でお梅の話を聞き、この文学作品へと再構成したと言われています。
ドラマとの設定の違い
史実のお梅(イネ)の年齢や立場など、ドラマのイセとは異なる部分も。
| お梅 | イセ | |
| 年齢 | 子供(10歳) | 大人(20代) |
| 設定 | 女中 | 村の住人 |
原作小説の主人公「イネ(お梅がモデル)」は、10歳前後の小さな女の子です。
一方で「ばけばけ」のイセは「10歳で呪いが始まり、過酷な運命を生き延びてきた大人の女性」なので、年齢設定が引き上げられている点に注目です。
いわば、「お梅のその後」のような感じですね。
これにより、大人同士(トキとイセ)の関わりがよりドラマチックに描かれているのではないかと感じます。
また、女中のポジションはすでに「クマ」がいるため、イセが「村の女性」として描かれているという違いもあります。
熊本編をより魅力的に描くため、多彩なキャラクターを登場させているのかもしれません!
【ばけばけ】おイセのモデルはその後どうなった?

「ばけばけ」のおイセは、大人になっても「病気」や「借金」などの呪いを背負い続けている設定でした。
モデルのお梅も、そのような人生を辿ったのでしょうか?
実は、お梅のその後については、
結婚して幸せに暮らした
という情報が残っています!
関連書籍によると、お梅は小泉家で約8年間も働いた後、1899年(明治32年)秋ごろに熊本へ帰郷し、結婚したことが語られています。
「人形の墓」は熊本で雇入れた「梅」と云う子守の身の上話であった。
引用:小泉八雲全集 第五巻
その後八年間小泉家に仕へて後郷里で嫁して幸福に暮らして居ると聞いて居る。
つまり、呪いは続かず、20歳前後で家族もでき、元気に暮らすことができたということです。
よかったですね!
「ばけばけ」では、トキがイネの呪いを貰い受けようとするシーンが描かれます。
史実のお梅も、八雲やセツ(トキのモデル)のこうした優しさや明るさに救われ、幸せな人生を掴むことができたのかもしれません。
まとめ
今回は、朝ドラ「ばけばけ」に登場する吉野イセの役柄やキャスト、実在モデルについて解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- キャストは芋生悠さん:
熊本県出身の実力派女優で、今回が朝ドラ初出演。
ネイティブな熊本弁と繊細な演技に注目! - モデルは実在した女中の「お梅」:
小泉八雲の怪奇文学「人形の墓」の主人公・イネのモデルにもなった実在の少女がベース。 - ドラマオリジナルの設定:
史実や小説では10歳前後の少女だったが、ドラマでは「呪いを背負って生き延びた大人の女性(村人)」へとアレンジされている。 - 史実のモデルは幸せになっていた:
お梅は、その後は呪われ続けることなく、小泉家で大切にされたのちに帰郷・結婚して幸せな人生を送った。
重苦しい「呪い」を背負ったおイセですが、実在のモデルが温かい結末を迎えていると知ると安心しますね。
「ばけばけ」のおイセとトキたちの関わり、その後についても注目していきましょう!
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