やなせたかし夫婦をモデルにした2025年の朝ドラ「あんぱん」。
この記事では、第20週「見上げてごらん夜の星を」のあらすじ(ネタバレあり)をお届けします。
第20週の内容をざっくり言うと
- 昭和28年。嵩は売れない若手漫画家グループ「独創漫画派」に所属することになった。
- 嵩は逃げた漫画家の穴埋めに「メイ犬BON」という漫画を書くが、直前で流れてしまう。
- その頃、八木は雑貨店の店長として働いており、嵩は落ち込むことがあると訪れるようになっていた。
- のぶは相変わらず鉄子の元で秘書をしていたが、鉄子はのぶが「逆転しない正義を探している」ことを知る。
- 鉄子は「ここにいても見つからないわ」とのぶに解雇を告げ、次の就職先を紹介する。
- 7年後。嵩はいまだに漫画家として芽が出ず、のぶは会社勤めを続けていた。
- 蘭子は会社員のかたわら、物書きとして週刊誌に映画批評の記事が掲載されるようになっていた。
- ある日、柳井家に作曲家になった「いせたくや」と演出家の「六原永輔」が訪れる。
- 二人は「見上げてごらん夜空の星を」というミュージカルの舞台芸術を嵩に依頼しにきたのだった。
- 最初は乗り気ではなかった嵩も、実際の稽古を見にいくと断りきれず、ミュージカルに参加することとなる。
- 舞台が大成功を収めると、今度はいせたくやから「作詞をしてみませんか?」と依頼される。
- 嵩の漫画家としてのプライドが邪魔をして「漫画家は漫画を描くべきなんだ!」と拒否してしまう。
- しかし、実際には仕事を選んでいる場合ではなく、のぶは家計のために八木の店でも働くようになっていた。
- そのことを知った嵩はひどくショックを受け、のぶに苦労をかけていることを謝った。
- 停電が起き、懐中電灯で手を透かして遊んでいたところ、嵩はある詞を思いつく。
それでは、あんぱん第20週の詳しい内容を見ていきましょう!
※実際の放送内容とは多少異なる場合があります。
あんぱん最終回までの吹き出しあらすじ(ネタバレ)はこちらにまとめています。

あんぱん第20週「見上げてごらん夜の星を」あらすじ
漫画家集団へ
昭和28年。
百貨店を退職した嵩の新たな門出をお祝いするのぶ。
のぶ(主人公)嵩さん、退職おめでとう!
のぶは「嵩さん」と呼ぶようになっていました。
その後、嵩は「独創漫画派」という若手の漫画家集団に所属。



柳井嵩です。
よろしくお願いします。
仕事の依頼が来ると、売れない漫画家たちで割り振ってこなします。
しかし、あまりいい仕事は回ってこず順調とは言えませんでした。
のぶが探しているもの
のぶは相変わらず鉄子の秘書を続けていました。
ある日、のぶは独断で児童福祉施設員との面会を設定してしまいます。



柳井さん、勝手に予定変えんとって!
面会の後、鉄子はのぶを叱ります。



先生すみません。
でも・・・夫を支えるためにも、この仕事は続けさせてほしいがです!



それに、探しゆうもんがあるがです。
鉄子先生のもとで働くことで、それが見つかると信じています。



探しゆうもの・・・?
そのころの嵩は、逃げた大物漫画家の連載の穴埋めのために漫画を描いていました。



・・・よし、もうすぐ完成だ。
それは「メイ犬BON」という漫画でした。
しかし、描き上げる直前で漫画家が見つかり、嵩の漫画は掲載されずに終わってしまいます。



・・・はぁ・・・。
八木の雑貨店
落胆した嵩は、八木の元に訪れます。
八木は、雑貨店で雇われ店長として働いていました。
八木の店で嵩はつぶやきます。



・・・夜の底に黒い犬がいて、小声で吠える。
ボン・ボン・セ・シ・ボン。
さみしい人、ボンはあなたの友人です
思わず八木は、



誰の詩だ?
と尋ねました。



僕の漫画に出てくる犬の詩です



でも、どこにも掲載してもらえないんです・・・
僕の漫画は大衆受けしないんでしょうね。



大衆なんかにこびず、お前らしいものを描けばいいんだよ
そう言って八木は嵩を励ましました。
逆転しない正義
そこに偶然、鉄子が買い物にやって来ます。



ごめんください。



いらっしゃい。



あら・・・あなたの店だったの。



え、薪鉄子先生・・・?
いつも妻がお世話になってます。



あなたが・・・のぶさんの旦那さん?



ねぇ。あなたなら分かるでしょう。
彼女が見つけたいものって、なんなのかしら?



・・・何が起きても逆転しない、正義のことだと思います
嵩は続けます。



・・・彼女は戦時中、当時の正義に流されて、子どもたちを導いてしまったことに、今も負い目を感じてるんです
次の日。
鉄子は、のぶに告げます。



本日付で、あなたを解雇します。



これ、知り合いの会社の紹介状よ。
申し訳ないけど、次はここで雇ってもらいなさい。
そう言って封筒をのぶに渡す鉄子。



・・・先生・・・!?
どういて・・・どういてですか?



ここにいても・・・
あなたの探しているものは見つからないわ。
今までありがとう。
のぶは愕然とします。
帰宅したのぶは、クビになったことを嵩に言い出せずにいました。



嵩・・・ただいま。



おかえりのぶちゃん。
ちょっと締め切りが近いから、しばらく集中するよ。
家の黒板にはスケジュールがたくさん書き込まれています。



嵩、こんなに仕事が・・・
すごい!



あはは、まぁね・・・
嵩の方も全く仕事がないのに、のぶの前では仕事がたくさんあるかのように振る舞っていました。
登美子の家
ある日、のぶは登美子の家を訪ねました。



のぶさん、いらっしゃい。
何かあったの?



嵩の退職の際には、不安なお気持ちにさせてしまって・・・
すみませんでした。



実は私、秘書の仕事をクビになってしまったがです。



あら、そう・・・



嵩、お母さんに八つ当たりしてしまったことを気にかけていました。



嵩は優しすぎるのよ、清さんに似て・・・



つい、あの子に清さんを重ねてしまうの。
清さんの代わりに、嵩が私を幸せにしてくれるんじゃないかって・・・
登美子は涙を流します。
その後も、のぶと登美子は胸の内を語り合いました。



クビになったこと、嵩さんにまだ言えてないがです。
嵩さんの仕事忙しそうやし、心配かけたくなくて。



嵩が忙しそうにしてる?
それ・・・のぶさんに嘘ついてるんじゃないかしら。



私、何となく分かるのよ・・・
嵩はそういう見栄っ張りなところだけ私に似ちゃったのね
のぶは登美子の言葉を聞いて、肩の力が抜けてしまいます。
それぞれの気持ち
その日の晩。
のぶは嵩に打ち明けました。



実は、秘書の仕事・・・クビになってしもうたが。
次の職場を紹介してもらって、転職する。



実は僕も、仕事入ってないんだ・・・
のぶちゃんに心配かけたくなくて、忙しいフリをしちゃって。



今度からはお互い、なんでも話そう。
私たち夫婦やから。



次の職場こそ頑張るき。
嵩さんは気兼ねせんと漫画描き!



ありがとう、のぶちゃん。
八木の雑貨店では、鉄子が訪れていました。



あの子には、仕事を辞めてもらった。



・・・あんたのほうが怖くなったんじゃないのか?



え?



彼女といると・・・
自分の清らかな部分を思い出して、泥水飲めなくなりそうで



ふっ・・・わかったような口して。
もうこの店には来ないわ。
鉄子は寂しげに笑い、店を立ち去りました。
7年後
それから7年が経った、昭和35年(1960年)3月。
のぶは鉄子に紹介してもらった会社を続けていました。
蘭子は会社員を続けながら、週刊誌に映画の紹介記事を書くように。



今回の蘭子の記事も面白い。
また辛口やねぇ。



ありがとうお姉ちゃん。
そんな辛口の批評が人気でもありました。
そのころの嵩は、いまだ漫画家として芽が出ていませんでした。



僕だけ無名のままだ・・・。
独創漫画派の漫画家たちは次々と売れっ子になっていき、嵩は落ち込んでいます。
日本初のミュージカル
ある日。
のぶの家では、蘭子やメイコ、メイコの娘たちが遊びに来ていました。



三姉妹揃うとやっぱり楽しいねぇ!
そこへ、いせたくやが尋ねてきました。



ごめんください。
柳井さんいらっしゃいますか?
今日はある人を紹介したくて!



嵩さんは今不在ですが・・・



はじめまして。
六原永輔と申します。
いやーお美しい、お美しい、お美しい。
お美しいの三拍子!!
のぶたち三姉妹を見て、永輔は独特のテンションで話し始めます。
その頃のたくやは、売れっ子作曲家になっていました。



実は今度、永輔くんの演出で、日本で初めての日本人のためのミュージカルを作るんです!



その舞台美術をぜひ柳井さんにお願いしたくてきました。



嵩さんに・・・?



柳井さんが描いた三星劇場の舞台のポスターを見たことがあって、すごくすてきだったんです!



ぜひお願いしますよ。
とまどう嵩
その晩、帰宅した嵩にのぶが事情を話します。



たくやくんが・・・?
舞台美術なんてやったことがないし、どうして僕なんかに。



・・・自信ないよ。



嵩さん・・・たっすいがーはいかん!
まずは稽古を見に行ってみたら?
戸惑う嵩にのぶは、たくやたちの稽古場の住所を嵩に渡しました。
次の日。
嵩は、早速たくやたちの稽古場を訪ねました。



柳井さん、ようこそようこそ!



いらしてくださったんですね!
どうぞ見て行ってください!
これが台本です。



「見上げてごらん夜の星を」・・・・



この歌の歌詞は、永輔さんが作詞したんですよ。
そこに僕がメロディをつけました。
雰囲気に圧倒されて帰りたい気持ちの嵩でしたが、舞台のタイトルに心を惹かれます。



柳井さん。
明日までに舞台美術のイメージを考えてみてくれませんか?



は、はい・・・。
嵩は断りきれず、引き受けてしまいます。
夢に向かって
さっそく絵コンテを描きあげた嵩。



ざっと描いてみたのですがどうでしょうか?
改めてイメージをお伺いしたくて。



イメージはすべてあなたにお任せしますよ。



え・・・?
家に帰り、愚痴りながらもせっせと描き上げる嵩。



楽しそうやね。
のぶはそんな姿を嬉しそうに見守っていました。
その後、稽古が進み、美術担当の嵩も忙しくしていました。



やっぱり違う。こっちに変えよう!
永輔がよりよい作品にするため何度も曲やセットを変更。
それでも、たくやや役者たちも同じ気持ちで夢に向かっていました。
本番初日の前日、稽古場にのぶがやってきます。



みなさんお疲れ様です。
これ、差し入れです。



ありがとう。のぶちゃん。



のぶさん、よかったらリハーサルをご覧になりませんか?



みあ〜げてごらん〜♪
たくやはアカペラで「見上げてごらん夜の星を」を見事に歌い上げました。



すごい・・・



舞台の仕事、やってよかった
嵩も当初は戸惑っていましたが、この仕事を楽しいを思えるようになっていました。
作詞の依頼
その後、ミュージカルは大成功に終わりました。
打ち上げ会場で、嵩は永輔の歌詞について話します。



永輔さんの歌詞、本当に素晴らしいと思います。



柳井さんにだって書けますよ



いやいや、僕が作詞なんて・・・



柳井さんは・・・ヒトを描ける作家です。
僕には分かります。
その数日後、たくやが嵩を訪ねてきました。



柳井さん。
一度、歌詞を書いてくれませんか?



僕がその詞にメロディーを乗せるんで!
また一緒に楽しい仕事しましょうよ!
しかし、嵩の乗り気になれません。



あのさ・・・僕は漫画家なんだ。
ちっとも売れてないけど。



漫画家は、漫画を描くべきなんだよ・・・
たくやが帰ったあと、のぶは嵩に言います。



やってみたらえいがじゃない?
人を喜ばせることは漫画じゃなくてもできると思う。



・・・僕の仕事に口出さないでくれ!!



嵩さん・・・
嵩は珍しく強い口調になってしまいます。
それから、二人の関係はギクシャクし始めてしまいました。
ぼくの血潮
その頃、のぶは嵩に内緒で副業を始めていました。



おつかれさまです!



おう。
仕事の後に、八木の店を手伝うようになってたのです。
嵩の夢を支えるためでした。
ある晩、蘭子はのぶを心配して店までやってきました。



ごめんください・・・



いらっしゃいませ!・・・蘭子?



お姉ちゃん・・・そんなに家計苦しいが?



嵩さん色んな仕事は入りゆうみたいやけど・・・
漫画以外のものもあって複雑そうやわ。



こないだも舞台芸術の仕事を引き受けて・・・
それから作詞の依頼もあったけんど、断ってしまったが。



作詞か・・・たしかに難しそう。
そんなのぶと蘭子の会話に、八木が入ってきます。



・・・あいつの書く言葉は全部、俺には詩に聞こえるけどな
次の日曜日。
今後は、嵩が八木の店を訪ねてきました。



のぶちゃん・・・?



・・・・嵩さん。
のぶが店で働いている姿に目を疑う嵩。



彼女はお前のやりたいことを続けてほしいと思っている
だからうちで雇ってほしいと頼まれたんだ。



そんな・・・。



・・・漫画だけにこだわらなくてもいいんじゃないか。
八木の店から帰宅すると、嵩はのぶに謝りました。



・・・・のぶちゃんだけに苦労かけて、ごめん



苦労らあて思うてないで!



たくさんの人を喜ばせられるものが、嵩さんならきっと作れる。
のぶが嵩を励ましていると・・・
近くに雷が落ち、停電が起きてしまいます。



停電だ!か、懐中電灯は・・・?



あ、ここ、あった!
懐中電灯をつけたのぶは、明かりに手を透かして言いました。



嵩さん、見て。
ほら・・・血が流れゆう!



レントゲンみたいだ。あはは。
二人が笑い合うと、ふと嵩がつぶやきました。



・・・手のひらを、透かしてみれば・・・



真っ赤に流れる、僕の血潮・・・
あの名曲の詞が生まれた瞬間でした。
〜あんぱん第19週終わり〜
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