【あんぱん】ラジオの歌声は美空ひばり?リンゴの唄をのど自慢で披露!

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のど自慢
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2025年前期の朝ドラ「あんぱん」。

あんぱん第14週「幸福よ、どこにいる」では、朝田家の三女・メイコがラジオから流れる歌声に耳を澄ませるシーンが描かれました。

ラジオでは、最近始まったという「のど自慢」という番組で「リンゴの唄」を歌っている少女の歌声が流れました。

一部では「デビュー前の美空ひばりでは?」と話題ですが、この歌声は一体誰なのでしょうか?

そこで今回は、

  • あんぱんのラジオの歌声は誰?
  • 美空ひばりが「のど自慢」でリンゴの唄を歌った史実は?

について詳しくご紹介していきます。

目次

【あんぱん】ラジオの「リンゴの唄」の歌声は誰?

昔のラジオ

1946年1月に始まった「のど自慢素人音楽会」に出場した誰かと思われますが、現時点で特定はされていません。

詳しく見ていきましょう。

のど自慢素人音楽会とは

現在も放送されている「NHKのど自慢」のルーツとなるラジオ番組。

朝ドラ「あんぱん」の時代設定と同じく1946年1月から始まった番組で、

素人が自らマイクの前に立って歌う

という新しいタイプの参加型番組でした。

出場者はニュースで募集し、1回目の放送には900人以上の応募があったそうです。

当時の放送時間

  • 放送日:第1日曜日
  • 時間:午後6時〜(30分間)

1947年7月には「のど自慢素人演芸会」に改名し、1953年3月からテレビ放送が開始されました。

現在も続いている「NHKのど自慢」がこんなにご長寿の番組とは驚きでしたね!

開放感の象徴として

旧来は「マイクで素人が歌を歌うなんてとんでもない」という時代性がありました。

この番組を企画したプロデューサーによれば、進駐軍から「これは良い、やれ」という後押しで放送が始まったようです。

当時は、素人が公共のマイクを使って歌うというのは世界的にも斬新でした。

軍歌以外の自由な選曲で、マイクで歌を歌えるという喜びもあり、その「開放感」が戦後の日本に元気を与えたようです。

アマチュア歌手がプロへと成長するきっかけを提供し、音楽業界に新たなスターをもたらす番組の1つでもありました。

あんぱんで流れた放送回

のぶが新聞社で働くことになる第14週「幸福よ、どこにいる」の時代は、1946年1月です。

ラジオで流れている「のど自慢素人音楽会」が始まったのも1946年1月19日でしたから、「最近始まった番組で、のど自慢なんとか・・・」という康太のセリフとも一致します。

そのため、嵩たちやメイコがラジオで聞いた放送回は、1回目か2回目くらいのものだと思われます。

出場者の記録は残っていない

残念ながら、その当時の出場者の記録は確認できず、「リンゴの唄」を歌った少女についても情報がありません。

ネット上では「美空ひばりでは?」と話題になっていますが・・・・

史実によれば、美空ひばり(旧:美空和枝)さんが「のど自慢」に登場したのは、もう少し後のことになります。

そのため、ラジオの歌声=美空ひばりとは言い切れないのです。

次の章で詳しく見ていきましょう。

美空ひばりが「のど自慢」でリンゴの唄を歌った史実は?

のど自慢で歌う美空ひばり

美空ひばりさんは、1946年12月に「のど自慢素人音楽会」に出場した経歴がありますが、歌った曲は「リンゴの唄」ではなかったようです。

初登場は1946年12月

「あんぱん」でラジオが流れたのは1946年1月ですが、美空ひばりさんが「のど自慢」に初登場したのは、1946年12月のことでした。

そのため、朝ドラとは放送時期が1年ほど異なるのです。

美空ひばりさんの当時の芸名は、美空和枝さんでした。

当時9歳ながら、堂々とした歌声で「子供らしくない」と、歌が上手すぎて鐘が鳴らなかったという逸話があります。

歌った曲は諸説あり

さらに、1946年12月の「のど自慢」で、美空ひばりさんが歌ったのは「悲しき竹笛(奈良光枝)」と言われています。

※この時の歌が「リンゴの唄」という説もあります。

美空ひばりさんの歌に鐘が鳴らなかったのは、もう1つ理由がありました。

当時、子供が歌うものは「童謡」や「子供用の歌」が良しとされていた時代。

そのため、このような流行歌を子供が歌うのは「はしたない」と考えられていたのです。

美空ひばりさんは、大人顔負けで見事に歌い上げたのですが、そもそも採点の対象にすらしてもらえなかったようです。

ラジオの歌声が美空ひばりとは言い切れない

ここまで、

  • 美空ひばりさんがのど自慢に出場した時期が異なる
  • 美空ひばりさんがのど自慢で歌った曲はリンゴの唄ではない可能性がある

という事実をお伝えしました。

また、個人的にドラマの音源を美空ひばりさんの幼少期のものと比較したところ、「美空ひばりさんのあの特徴的な歌声には似ていない」と感じました。

12歳の頃の美空ひばりさんの歌声

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