アンパンマンを生み出したやなせたかし夫婦をモデルにした「あんぱん」。
ヒロイン・若松のぶ(今田美桜)と柳井嵩(北村匠海)が高知新報で一緒に働くことになり、いよいよ二人の恋愛が気になるところです。
そんなのぶと嵩の恋愛模様では、「キスシーン」は描かれるのか気になりますよね!
実は、やなせたかしさんと小松暢さんの史実では、「取材帰りに思わずキスをしてしまった」というエピソードがあるのです。
そのような実話も交えながら、あんぱんのキスシーンについて深掘りしていきましょう!
【動画】あんぱんの嵩とのぶのキスシーンはある?
この記事を執筆している時点(2025年7月8日)では情報はありませんが、7月中にキスシーンが描かれる可能性があります。
今後のあんぱんの週タイトルを見てみると・・・
- 第16週(7/14〜7/18):「面白がって生きえ」
- 第17週(7/21〜7/25):「あなたの二倍あなたを好き」
- 第18週(7/28〜8/1):「ふたりしてあるく今が幸せ」
と発表されています。
タイトルにも現れているように、第17週〜第18週で、のぶと嵩はお互いの気持ちを確かめ合う展開となる予定です。
そのため、今田美桜さんと北村匠海さんのキスシーンも期待できますね!
※実際にキスシーン放送がされ次第、動画などをアップしていく予定です。お楽しみに。
モデルのやなせたかしと小松暢の初キスは取材帰り!
やなせたかしさんは、後に妻となる小松暢さんと、高知新聞社で初めて出会いました。(※史実では幼馴染ではない)
出会った時から、密かに暢さんに想いを寄せていたやなせたかしさん。
記者時代に暢さんからの”ある一言”に反応して「思わずキスをしてしまった」というエピソードがあります。
詳しく見ていきましょう!
取材帰りの夜の街で
やなせたかしさんと小松暢さんは「月刊高知」の編集部で一緒に働いていました。
ある日のこと、取材帰りに、夜の街を二人で歩いていたそうです。
その時はちょうどスコールが行き過ぎた後で、遠くで雷が鳴っていました。
駅のそばにやってきたとき、小松暢さんは低い声でこう呟いたそうです。
「もっと雷が鳴ればいい」
「やなせさんの赤ちゃんが産みたい」
聞き取りにくく、思わず「え?」と声が出てしまったやなせたかしさん。
恋心を温めていたやなせたかしさんは、この”大胆な一言”で燃え上がってしまい、小松暢さんを抱きしめてキスをしてしまったそうです。
場所は「駅のそば」ということで大胆!だと感じますが、当時は暗くて周りからは見えにくかったようですね。
突然キスをされた小松暢さんでしたが、嫌がる様子はなく、むしろ身体を預けてきたんだとか・・・。
実は、小松暢さんもやなせさんに好意を持っており、二人は両思いだったのです!
小松暢さんは数ヶ月前に前夫を亡くしたばかりとはいえ、やなせさんの優しい性格に惹かれたのでしょう。
この時に結婚を決める
この日のキスのことは、やなせたかしさんの著書「アンパンマンの遺書」でも語られています。
なるほど、これがころし文句か。
やなせたかし「アンパンマンの遺書」
ひっさつのひと言でたちまち心は燃えあがり、ぼくは小松記者を抱きしめて、唇を重ねた。
腕の中でぐったりと彼女の身体が重くなって、全身の力が抜けていった。
この時、やなせたかしさんは「この人と結婚したい」と心に決めたそうです。
二人が気持ちを確かめ合うことになったこの出来事について、具体的な時期は不明です。
ただ、キスの前には「スコールが降っていた」とのことで、月刊誌が創刊された後の夏〜秋頃(1946年8月〜9月)ではないかと推測できます。
仲が深まった東京出張
実はこのキスのハプニングが起きる前、二人の仲が深まる出来事がありました。
それは、高知新聞時代の「東京出張」です。
ここで、やなせたかしさんも含めて編集部の男性陣が食中毒になってしまい、小松暢さんは懸命に看病しました。
一番最初に回復したのは、やなせたかしさん。
そして、その後の荷造りや原稿送付などの雑用を小松暢さんと一緒にやることになったのです。
その共同作業を通して、やなせたかしさんは「テキパキとした行動と快活な愛らしさに魅了された」と後に語っています。
おそらくこの時に、小松暢さんもやなせたかしさんの人柄に惹かれたのでしょうね。
この東京出張で仲を深めた二人が、夜の街でキス・・・
という展開となるのですが、「あんぱん」ではどのように描かれるのか楽しみです!
やなせたかしさんの結婚の年齢については、こちらの記事で解説しています。

【参考図書はこちら】
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