やなせたかし夫婦をモデルにした朝ドラ「あんぱん」。
嵩の弟・柳井千尋(中沢元紀)の恋の行方が注目されています。
兄の柳井嵩(北村匠海)は、幼馴染の朝田のぶが好きであることから、「三角関係なのでは?」と話題に。
千尋くんは自分の気持ちを隠し、兄の恋を応援しようとしていますが・・・・
千尋は、のぶに告白しないまま諦めてしまうのでしょうか?
そこで今回は、
- あんぱん千尋がのぶを好きな匂わせシーンとは?
- あんぱん千尋・のぶ・嵩の三角関係はどうなる?(ネタバレ)
について詳しくご紹介していきます!
【あんぱん】千尋はのぶが好き!恋心の匂わせシーンとは?
詳しくみていきましょう!
千尋の匂わせ①:パン食い競争でのぶを助ける
朝ドラ「あんぱん」の第13回では「パン食い競争」に急遽のぶが出場するシーンがありましたよね。
その時、男たちの勢いに負けて倒れそうになるのぶを、後ろからそっと支えて助けたのが千尋くんでした。
千尋くんも同じレースに出場していましたが、この咄嗟の行動は「のぶの様子を気にかけていた」という証拠ではないでしょうか?
千尋の匂わせ②:賞金のラジオをのぶに譲る
千尋のフォローもあり、のぶはパン食い競争で1等となりましたが失格になりました。
その後、2位だった岩男も失格となったことで、3位だった千尋が繰り上げ優勝。
賞品の「ラジオ」は千尋が獲得するのですが、それをのぶに譲ったのです。

一等賞はのぶさんや。これはのぶさんが受け取ってください



たまるか!!



うちには父のラジオがあるし、これは本当の一等賞ののぶさんがもらうべきや
のぶへの恋心がなくとも、千尋の性格なら自然な流れかもしれません。
しかし、「好きな人を喜ばせたい」「のぶの喜ぶ顔がみたい」という気持ちもどこかにあったはずです。
千尋の匂わせ③:「大好きです」の告白
のぶは、パン食い競争で助けてくれた人が千尋だったことを知りました。
後日、のぶから感謝され、お礼にあんぱんを受け取った千尋。
その時に”バクダン発言”をして周囲を驚かせましたよね。



わし、大好きです!



・・・・朝田パンのあんぱん。
と、少しいたずらっぽいセリフを発していました。
当時、嵩がやっとのぶへの恋心を自覚し始めた時期でしたよね。
もしかしたら「俺のほうがずっと昔からのぶさんが好きだったんだぞ」という兄への挑戦的な態度だったのかもしれません。
ただ、千尋は最初から「兄とのぶさんなら・・・」という気持ちで、兄の恋心のハッパをかけたい意図もあったのでしょう。
千尋の匂わせ④:のぶをきっかけに法学部へ
千尋は、将来的に柳井病院を継ぐものと期待されていました。
しかし、「法の道に進みたい」と本音を打ち明け、法学部を目指すようになります。
その理由の1つが「のぶ」だったのです。



わしは医学ではのうて、法学を学ぶことにしました



世間の重しをはね返して、我道を行く人を見て、わしもああ生きよう・・・そういう人の力になりたいと思うたがです
この時の千尋が言っていた「世間の重しを跳ね返して我道をいく人」というのは、まさしく「パン食い競争でののぶの姿」だったのではないでしょうか?
真っ直ぐで一生懸命なのぶを、女性への好意の気持ち以上に、人間として尊敬しているという千尋の気持ちが伝わってきます。
千尋の匂わせ⑤:浜辺でのぶに熱視線を送る
あんぱん第32回で、のぶと嵩を仲直りさせるために浜辺に訪れたシーン。
二人が無事に仲直りし、健太郎のギターでメイコが「椰子の実」を歌いはじめると、千尋は意味ありげにのぶのことを見つめていました。
情勢が悪化し、先が見えない時代の中、「好きな人をこの目に焼け付けておきたい」という千尋の気持ちが現れていたように感じた筆者でした。
一方で、千尋は、同じような優しい目で兄の嵩のことも見つめていましたよね。
千尋にとって、「嵩ものぶも同じくらい大切な人」だという複雑な気持ちが伝わってきました。
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あんぱん千尋・のぶ・嵩の三角関係は今後どうなる?(ネタバレ)
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結論から言うと・・・
千尋くんはのぶへの想いを伝えることなく、戦争で帰らぬ人となってしまう
という悲しい展開が待っています。
今後、千尋くんは、嵩の気持ちを優先し、のぶと二人をくっつけようと背中を押します。
しかし、嵩がなかなか行動を起こさずに上手くいかず、のぶはお見合い相手と結婚してしまうのです。
千尋はその後、法学部に進学しますが、国のために戦う道を選び、自ら海軍へ入隊するのでした。
そして千尋は、最後に嵩に会った時に「小さい頃からずっとのぶさんが好きだった」「生きて帰ってきたら今度は遠慮しない」と告白します。
そのシーンが放送されるのは、あんぱんの「第11週」の予定です。
詳しく見ていきましょう。
~嵩と千尋の最後のシーン~
昭和17年(1942年)の夏。
嵩は、海軍に入隊した千尋から「今度の土曜日に会おう」という手紙を受け取ります。
千尋は、この5日後に佐世保から駆逐艦で出発する予定でした。
「最後に何がしたいか?」という嵩の問いに、千尋は「もういっぺん、シーソーに乗りたい」と子供の頃の思い出を語ります。



・・・・もう一度のぶさんに会いたいねや



千尋、お前、もしかして・・・・



ああ、そうや・・・わしはのぶさんが好きや。
子どもの時から、のぶさんを慕っちょった。



兄貴の嫁さんになるがやったら、諦めもついたのに・・・・



何グズグズしよったがな?
贈り物のハンドバッグも渡せんで、思いも伝えられんで、おめおめと、のぶさんを他の男に取られて・・・
のぶさんの言う通り、兄貴はたっすいがーのアホじゃ!



・・・・ごめん・・・なんにも言えねえ



わしは生きて帰れたら、もう誰にも遠慮はせん。
今度こそ、のぶさんをつかまえる。



な、何言ってるんだ。
彼女はもう人妻だぞ。



構わん



千尋・・・



この戦争さえなかったら・・・
わしは・・・愛する人のために生きたい。



千尋、生きて帰ってこい・・・必ず生きて帰れ!
今度こそ・・・自分の人生を生きるんだ!
そして二人は、「またシーソーに乗ろうな」と約束をして別れます。
その後、嵩も中国へ出兵することになりますが、生きて日本へ帰ってくることができました。
しかし、千尋は生きて帰ってくることができず、のぶへの思いを告げないまま終わってしまいます。
一方、のぶにも辛い別れが訪れていました。
のぶがお見合いで結婚した若松次郎という男性も、戦後に病気で亡くなってしまうのです。
そして日本が復興に向かい始めた頃、嵩とのぶは、ある場所で再会を果たすのでした。
後に二人が結婚し、「アンパンマン」を生み出すまでのストーリーは、史実どおりに進んでいくでしょう。
史実では、柳瀬千尋さん(やなせたかしの弟)と小松暢さん(朝田のぶのモデル)に面識はありません。千尋→のぶへの恋心は、ドラマ上のフィクションということです。
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まとめ
今回は、朝ドラ「あんぱん」の千尋ののぶへの気持ちや、三角関係の行方についてネタバレも含めてご紹介しました。
まとめると、
- 千尋は小さい頃からのぶが好きだった
- 千尋は嵩を応援するが二人はくっつかない
- のぶはお見合い相手と結婚してしまう
- 千尋はのぶへの思いを告げぬまま亡くなってしまう
- のぶの夫は病気でなくなり、嵩と再婚する
ということですね。
千尋との最後の別れのシーンは、文章で読んでいるだけでも涙が溢れてきました。
来世では、どうか自分のために生きてほしい・・・と願わずにはいられない場面になるでしょう。
千尋役の中沢元紀さんの細やかな演技からも目が離せませんね。
あんぱんのストーリーの今後のあらすじ・ネタバレはこちらからどうぞ。


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