あんぱんネタバレ第9週「絶望の隣は希望」あらすじを吹き出し形式で!

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あんぱん第9週のあらすじとネタバレ
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やなせたかし夫婦をモデルにした2025年の朝ドラ「あんぱん」。

この記事では、第9週「絶望の隣は希望」のあらすじとネタバレをお届けします。

第9週の内容をざっくり言うと

  • 嵩が卒業制作に取り掛かる中、「寛が危篤」との電報が届く
  • 嵩は動揺するが、作品を徹夜で完成させてから後免与町に向った
  • 寛はすでに亡くなっており千尋に責められるが、千代子は「途中で投げ出したら殴っちゃる」という寛の言葉を伝える
  • 空き地でのぶに慰められた嵩は、のぶへの長年の気持ちを伝えようか迷うが、今の関係を維持することにする
  • 東京へ帰る前、朝田パンで若松次郎とバッタリ会った嵩は、のぶが結婚する事実を知る
  • 嵩は動揺しながらも「おめでとう」と伝え、駅までの道で屋村に慰められながら東京に戻る
  • 東京に帰った嵩は、銀座の美村屋で母・登美子と偶然再会する
  • のぶと次郎の祝言が行われ、二人は正式に夫婦となり、高知市内での新婚生活がスタートする
  • 朝田パンに陸軍から「乾パン」の製造依頼が入り、朝田一家は喜ぶ
  • しかし、屋村が乾パンづくりを頑なに拒否したことで、町では朝田パンのボイコットが始まってしまう
  • 釜次から乾パンづくりを懇願された屋村は、拒否する理由を釜次だけに打ち明ける
  • 屋村は乾パンを作ることにし、その製法を朝田家に引き継ぐと、町を出ていってしまう

それでは、あんぱん第9週の詳しい内容を見ていきましょう!

目次

【あんぱん第9週】あらすじとネタバレ吹き出し

のぶの婚約

昭和15年1月、のぶの祝言(しゅうげん)の話は着々と進んでいました。

「祝言(しゅうげん)」とは、今でいう結婚披露宴のようなものを指す言葉。家婚式とも言われ、現代の「和装人前式」や「和風人前式」のイメージに近い。

朝田家には天宝和尚と桂がやってきて、のぶの婚約を大いに喜びました。

桂万平(団子屋)

のぶちゃん、おめでとう!

天宝和尚

きっと、結太郎さんがあっちに行く前から見つけちょってくれた婿さんや

釜次(のぶの祖父)

婿殿が航海に発つ前に、家族だけで祝うつもりじゃ

くら(のぶの祖母)

のぶの祝言ばあ、派手に祝っちゃりたいのに、つまらんねぇ

のぶ(主人公)

おばあちゃん、このご時世やき

くら(のぶの祖母)

はいはい。
贅沢は敵やったね

桂万平(団子屋)

産めよ増やせよ国のため!
これで子宝に恵まれたら、のぶちゃんも日本婦人として一人前や!

桂たちが盛り上がる中、のぶは困ったように笑いました。

ふとパン屋の方を見ると、一人で店番をする蘭子の背中が目に入りました。

次郎と婚約してから、のぶは無意識に蘭子の顔色を気にしていました。

危篤の知らせ

同じ日の夕方。

東京高等芸術学校の教室で、嵩は卒業制作の最後の仕上げに入っていました。

健太郎が息を切らせながら嵩に歩み寄り、一枚の電報を差し出しました。

辛島健太郎(たかしの同級生)

柳井くん・・・電報が来たばい

電報には、

チチ キトク スグカヘレ

の文字が並んでいました。

しかし、嵩はそのまま筆を取り続けます。

辛島健太郎(たかしの同級生)

柳井くん?……なんしよおとよ?はよ帰りい

柳井崇(やなせたかし)

これを描きあげないと・・・・・・
伯父さんに顔向けできない

辛島健太郎(たかしの同級生)

何が大事かくらい、分かろうもん?
そげんとおいとって、はよ行かんと!

嵩の手を強引に止めようとする健太郎を、座間が止めます。

座間先生(芸術学校)

こいつが決めることだ

外界のすべてを遮断し、無心で筆を動かし続けた嵩は、朝になって作品を完成させました。

座間は嵩の絵をじっと見つめ、うなずきました。

座間先生(芸術学校)

お前らしいな・・・・・・柳井嵩。
この作品の提出をもって、本校での課題を修了と認める

柳井崇(やなせたかし)

ありがとうございます

嵩は頭を下げて教室を飛び出しました。

一昼夜かけて御免与駅に到着した嵩は家路を急ぎましたが、柳井家の居間には顔に打ち覆いをかけられた伯父・寛の亡骸がありました。

千尋(たかしの弟)

遅いわや・・・

千尋の声は慶えていました。

千尋(たかしの弟)

何やりよったがな!遅いわや!
もっと早うもんてこれんかったがか

嵩は言葉を失い、崩れるようにひざをつきました。

伯父の想い

縁側で悲しみに暮れる嵩のそばに、千代子が歩み寄りました。

柳井崇(やなせたかし)

伯父さん、怒ってるよね・・・・・
何でもっと早く汽車に乗らなかったんだって・・・・
ごめんなさい・・・・

千代子(たかしの伯母)

寛さんは、怒ってなんかいませんきね・・・・・・
寛さん、亡くなる前にね、嵩さんのこと、話しよりました

千代子は寛の最期の言葉を伝えました。

~回想~

寛(たかしの伯父)

あいつ・・・
今頃、卒業制作、必死に頑張りゆうがやろ・・・
わしが邪魔してどうするがな

寛(たかしの伯父)

最後まで描きあげんと、半端でもんてきたりしよったら殴っちゃる・・・・・
嵩が決めた道や・・・嵩の生きる道や・・・・・
投げ出すがは許さん。
嵩も、千尋も・・・・投げ出すがは許さん

寛の最後の言葉を聞いて、嵩は胸が張り裂けそうになりました。

千代子(たかしの伯母)

寛さんと嵩さんは、やっぱり心が通じ合うちょったがやね

一番古い友だち

空き地で、嵩は一人シーソーに座っていました。

そこへのぶがやってきて嵩にあんぱんを差し出し、隣に座ります。

のぶ(主人公)

これ、ヤムおんちゃんから・・・・

嵩はあんぱんを受け取り、悲しみを打ち明けました。

柳井崇(やなせたかし)

これまで、育ててもらったお礼も、何も、伝えられなかった・・・

のぶ(主人公)

嵩の気持ち、寛先生はきっと分かってくれちゅう。
会えんなっても、きっと分かってくれちゅう。
寛先生は誰より、嵩のこと分かってくれちょったき・・・

柳井崇(やなせたかし)

お父さん、ごめんなさい・・・

嵩はようやく「お父さん」と呼び、のぶと共に涙を流しました。

柳井崇(やなせたかし)

のぶちゃん、ありがとう

のぶ(主人公)

何言いゆうがで・・・・・うちは嵩の一番古い友達やき

嵩は決意を込めた表情で、のぶに向き直りました。

柳井崇(やなせたかし)

のぶちゃん、ずっとのぶちゃんに伝えたいことがあったんだ。僕は・・・・・・

柳井崇(やなせたかし)

・・・やっぱりいいや。
のぶちゃんは、僕の一番古い友達だから・・・
こ、これからもよろしく

のぶ(主人公)

・・・・こちらこそ

嵩はのぶと友達のままでいることを決めたのです。

動揺する嵩

寛の初七日が済み、嵩は東京へ戻ることになりました。

朝田パンの前で店番のメイコに挨拶をしていると、次郎が現れました。

若松次郎

次の航海が決まったので、のぶさんに祝言の日取りをお伝えに来ました

次郎と初めて対面した嵩は、のぶとの結婚の話を聞いて動揺しました。

メイコ(のぶの妹)

のぶ姉ちゃんの幼なじみの柳井嵩さんです

柳井崇(やなせたかし)

は、初めまして・・・・・幼なじみです・・・・
さっき祝言とか?
もしかして、結婚するんですか?のぶさんと・・・・・

若松次郎

はい

柳井崇(やなせたかし)

そ、それは・・・・おめでとうございます

嵩が動揺をさとられないように取り繕っていると、奥からのぶが出てきました。

のぶ(主人公)

次郎さん、いらっしゃい!
あ、嵩、もう東京帰るが?

柳井崇(やなせたかし)

うん。
のぶちゃん・・・・・・お幸せに

嵩は精一杯の笑顔を作りましたが、のぶはその表情から嵩の気持ちを感じとってしまいます。

駅への道を歩く嵩を、屋村が自転車で追いかけてきました。

屋村草吉(パン職人)

お前も色々大変だったな

屋村草吉(パン職人)

そうか、もう聞いたか?
チビが結婚すること。
また線路に行くか?おい

柳井崇(やなせたかし)

行きませんよ!大丈夫です。
「絶望の隣は希望」ですから

嵩はかつての寛の言葉を胸に、力強く答えました。

屋村草吉(パン職人)

絶望の隣は・・・「絶望二丁目」かもな?

柳井崇(やなせたかし)

やめてくださいよ!

つまずきそうになった嵩を見て、屋村は笑い、嵩も久しぶりに少し笑いました。

東京での再会

東京に戻った嵩は引きこもりがちでしたが、健太郎に連れ出され銀座の美村屋へ向かいました。

店に入ろうとした瞬間、嵩は中にいる女性に気づき足を止めました。

辛島健太郎(たかしの同級生)

どげんしたと?

柳井崇(やなせたかし)

う、うん・・・・・・
ちょっと、知り合いが・・・・・・

それは母、登美子でした。

登美子(たかしの母)

嵩!嵩じゃないの

柳井崇(やなせたかし)

東京にいたの・・・
どうして、ここに

登美子(たかしの母)

嵩、ここのパン屋さん、覚えてる?

登美子(たかしの母)

こんな所で会えるなんてね・・・・・・
母さん、ずっとあなたに会いたかったの

嵩は自分の感情が分からず、黙り込みました。

のぶの結婚式

翌月、のぶと次郎の祝言の日がやってきました。

家族だけの質素な祝言を終え、両家は記念撮影を行いました。

のぶ(主人公)

あ、ヤムおんちゃんも入って!

若松次郎

じゃ、撮ります

次郎がカメラのシャッターを押し、次に屋村が全員の写真を撮りました。

のぶのひざの上には結太郎のソフト帽が置かれ、蘭子は豪の袢纏を抱えていました。

新しい家族の風景がネガに焼きつけられました。

新婚生活

のぶと次郎は高知市内に小さな新居を構えました。

朝食を終えた次郎はカメラを提げ、トランクを手に玄関を出ました。

のぶ(主人公)

次郎さん、待って

のぶは次郎の首にマフラーを巻きました。

のぶ(主人公)

赤道の近くは暑うても、それまで寒いでしょう

若松次郎

ありがとう

のぶ(主人公)

無事のお帰りをお待ちしちょります

のぶが敬礼して見送ると、次郎は笑顔で歩き出します。

のぶ(主人公)

・・・・ボンボヤージ

次郎は振り返り、手を振って見送るのぶをカメラで撮りました。

陸軍からの依頼

結婚後、のぶは高知から御免与尋常小学校まで通勤していました。

ある日、陸軍の有賀中佐が講演に来た折、のぶはある依頼を受けることになります。

陸軍

君のご実家は、御免与町で評判のパン屋だそうですね

のぶ(主人公)

はい。朝田パンと申します!

陸軍

君のお母上も婦人会に尽力してくださっており、まさに、うってつけだと判断しました。
一つ、重要な依頼を聞いてほしいのです

その日の夕方、のぶは朝田家に「乾パン」の注文が入ったこと知らせました。

羽多子(のぶの母)

乾パン?あんぱんやのうて?

のぶ(主人公)

軍に納める乾パンの注文をいただいたがよ

くら(のぶの祖母)

へぇー!そんなありがたいお役目をうちにねぇ。
ありがたい、ありがたい

一同が盛り上がる中、蘭子だけは冷めた表情でした。

のぶ(主人公)

蘭子・・・
今は、うちらもできる限りのことをして、兵隊さんのお役に立たんと。
一日も早う戦争にちたいと思うちゅうのは、みんな同じやき

蘭子(のぶの妹)

・・・分かっちゅう

蘭子は振り返らず答えると、そのまま部屋へ入っていきました。

断ってくれ

のぶは屋村に乾パンの製造をお願いすることにしました。

のぶ(主人公)

ヤムおんちゃん。
お願いがあるがやけんど・・・・・乾パンを焼いてほしいが

屋村草吉(パン職人)

乾パン?

のぶ(主人公)

陸軍さんが、うちの店にご依頼くださったがよ

屋村草吉(パン職人)

ヤダね。
その話、断ってくれ

のぶ(主人公)

どういて!

屋村草吉(パン職人)

俺は嫌なもんは嫌なんだよ。

屋村が拒否したことで、羽多子は婦人会に辞退を伝えることになりました。

羽多子(のぶの母)

・・・ほんまに申し訳ございません

国防婦人会の女性

御国のために乾パンは焼けん、そういうことですか?

婦人会の女性たちは羽多子を非難し、パン屋へのボイコットが始まりました。

釜次の懇願

夜、屋村は乾パンの作り方を書いているところを釜次に見つかりました。

釜次(のぶの祖父)

どういて?どういて乾パンを焼かんがな?

屋村草吉(パン職人)

あんただって、嫌な仕事はしたくないでしょ?
迷惑だったら出ていきますよ

釜次は屋村に懇願します。

釜次(のぶの祖父)

頼む。
うちんくの家族のために、乾パンを焼いてくれ。
羽多子さんやあの子らが不憫ながじゃ。
この狭い町で暮らしゆうき、このままやったら・・・・・・
おまんも十年もここにおったら、分かるじゃろ

釜次(のぶの祖父)

わけを言いとうないがやったら、言わんでえい。
詮索はせんけんど、そこをなんとかこらえて、やってくれんろうか・・・・・・頼む

屋村草吉(パン職人)

言わなくていいと言われたら、話したくなったよ・・・
ま、座りな。

屋村は釜次に長い話をし、二人は朝まで語り合いました。

乾パンづくり

翌朝、突然大量の乾パンの材料が朝田家に届きました。

憲兵が来て乾パン製造の指示を出し始めます。

憲兵隊

憲兵隊の春日上等兵であります。
このたびのお役目、大変殊なことと存じます。
小麦粉、上白糖、黒ゴマ、塩、すべて指定どおり、搬入いたしました。

憲兵隊

乾パンはここに記されたとおりに製造し、記された期日までに連隊に納めてください。
なお、作業の進捗状況は、憲兵隊で随時確認に参ります

羽多子は、婦人会が仕向けたことだと察します。

釜次(のぶの祖父)

申し訳ありません。
実は、何かの手違いでございまして・・・・・・
大変名誉なお役目と存じておりますが、今回のこと、うちの朝田パンは・・・・・

屋村草吉(パン職人)

すぐに取りかかります

釜次が断ろうとするのを遮り、屋村は憲兵隊から指示書を受け取ります。

のぶが帰宅すると、屋村と羽多子が乾パンを焼き終えていました。

のぶ(主人公)

たまるか!!焼いてくれたが!

屋村草吉(パン職人)

俺一人じゃねえよ

羽多子(のぶの母)

あては、ほんの少し手伝うただけで・・・・・
足手まといで、すみませんでした

屋村草吉(パン職人)

これからは、もっとちゃんと覚えてもらいますよ。
俺は、他のパンを焼かなきゃならないから、乾パンまで手が回らねぇ。
おまえらにも教えるから、ちゃんと覚えろよ

メイコ(のぶの妹)

はーい!

久しぶりに家族に笑顔が戻る中、釜次だけは複雑な表情で屋村を見つめていました。

数日後、乾パンが陸軍に納品され、婦人会の面々が祝福に訪れました。

国防婦人会の女性

すべて、うもういきましたね。
これで晴れて、朝田パンさんも『陸軍御用達』の看板をかけることができますね。

羽多子(のぶの母)

・・・・おかげさまで・・・

屋村との別れ

翌日の明け方、のぶは何かの予感がして目を覚ましました。

表に出ると、リュックを背負った屋村が去っていくところでした。

のぶ(主人公)

・・・・ヤムおんちゃん?

のぶが追いかけようとすると、釜次がのぶを止めました。

釜次(のぶの祖父)

行かせちゃれ

のぶ(主人公)

おじいちゃん、どういて!?

釜次(のぶの祖父)

もう、これ以上、あいつを苦しめたらいかんがじゃ・・・

のぶ(主人公)

苦しめる?おじいちゃん、どういうこと・・・

薄明が東の空を染める中、屋村が去った商店街に風が吹き抜けました。

~あんぱん第9週おわり~

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