あんぱんネタバレ第8週「めぐりあいわかれゆく」あらすじを吹き出し形式で!

このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。
あんぱん第8週の吹き出し形式のあらすじとネタバレ
  • URLをコピーしました!

やなせたかし夫婦をモデルにした2025年の朝ドラ「あんぱん」。

この記事では、第8週「めぐりあいわかれゆく」のあらすじとネタバレをお届けします。

第8週の内容をざっくり言うと

  • のぶが教師になり1年が経った頃、出征する男性の嫁探しが活発となり、のぶにも縁談が入るようになる
  • 卒業制作に取り掛かっている嵩は、のぶと喧嘩別れしたことが気がかりなこともあり、スランプに陥っていた
  • 縁談には気乗りしないのぶだったが、亡き父と交友のあった「若松治郎」という30歳の船乗りと会ってみることにする
  • 朝田家に「原豪が中国で戦死」との訃報が届くが、「立派だった」と豪を称える雰囲気が蘭子を追い詰めていく
  • 蘭子は「国のために死んでこいと子供に教えるのはおかしい」「そんなものは嘘っぱち」と行き場のない気持ちや怒りをのぶにぶつける
  • 豪の死やのぶの縁談を千尋の手紙から知った嵩は、「卒業制作が終わったらのぶに気持ちを伝える」と覚悟を決めてスランプを脱していく
  • のぶは教師として子供たちに愛国精神を教えることに迷いや辛さを感じはじめる
  • のぶは次郎の縁談を断るつもりだったが、父の結太郎と重なる部分に運命を感じ、縁談を受けることにする
  • 嵩は卒業後に製薬会社の宣伝部に就職することが決まり、卒業制作の仕上げにとりかかった

それでは、あんぱん第8週の詳しい内容を見ていきましょう!

目次

【あんぱん第8週】あらすじとネタバレ吹き出し

時代の空気

昭和14年秋。

御免与尋常小学校に赴任して1年半が経ったのぶは、児童たちから慕われていました。

ある日の授業では、児童が綴り方(旧姓小学校の科目=作文)を読み上げています。

小学校の生徒

日本の兵隊さんらあも、支那で頑張って戦うてくださっています。
僕も勉強や体操を頑張って、早う御国のためにご奉公したいと思います

のぶ(主人公)

平吉くん、よう書けました。
立派な心がけです

同じ頃、嵩は東京の銀座を友人の健太郎と歩いていました。

かつて華やかだった街にも軍国色が強まり、「日本人なら贅沢はできないはずだ」という看板が立ち並んでいます。

辛島健太郎(たかしの同級生)

なんか楽しくないな・・・

柳井崇(やなせたかし)

楽しんじゃダメってことでしょ

辛島健太郎(たかしの同級生)

どげんなるっちゃろうかね、俺たちは

嵩は銀座の空を見上げながら、かつて空き地でのぶから言われた「御国のため」という言葉を思い出しました。

のぶとは連絡を取っておらず、自身も芸術学校の卒業制作で行き詰まっている状態でした。

のぶの縁談

ある日、学校から帰ったのぶを、国防婦人会の女性たちが取り囲んでいました。

のぶ(主人公)

あの・・・今日は何か?

くら(のぶの祖母)

皆さんがのぶに縁談を持ってきてくださったがよ

国防婦人会の女性

時局柄、これから兵隊に行かれる人も、予備役の人も、お嫁さんを探しゆう人が多うてね。

国が推進する「結婚十訓」も話題になり、女性たちは口々に

国防婦人会の女性

産めよ育てよ国のため!

と声を上げました。

昭和初期の結婚十訓

  1. 夫は外で励み、妻は内を守れ
  2. 夫に尽くし、妻の道を守れ
  3. 口答えせず、従順たれ
  4. 感謝を忘れず、奢る(おごる)心を戒めよ
  5. 家を大事にし、家風を重んぜよ
  6. 祖先を敬い、家名を汚すな
  7. 忍耐を忘れるな
  8. 子をよく育て、家を栄えさせよ
  9. 夫の名を高めよ
  10. 苦楽を共にし、家を興せ

その夜、三姉妹で布団を敷きながら、のぶは愚痴をこぼします。

のぶ(主人公)

・・・20歳の風圧は強いねえ

メイコ(のぶの妹)

うち、てっきり、お姉ちゃんには心に決めた人がおると思うちょった

メイコの言葉にのぶは驚きましたが、話題を変えて蘭子に向けます。

のぶ(主人公)

まさか!
とにかく、今は児童らあのことで頭がいっぱいながやき。

のぶ(主人公)

蘭子は順番らあ気にせんで、豪ちゃんがもんてきたら祝言あげて、二人で石屋を継いで

メイコ(のぶの妹)

蘭子姉ちゃん、石屋の女将さん、めちゃくちゃ似合いそうや

蘭子(のぶの妹)

あと、345日・・・・

蘭子のつぶやきを聞いて、メイコはのぶに耳打ちします。

メイコ(のぶの妹)

蘭子姉ちゃん、豪ちゃんの満期除隊になるまでの日にち、指折り数えゆうがよ

のぶ(主人公)

思い合っちゅう人がおるって、えいなぁ・・・・

蘭子は赤面して階段を下り、日めくりの「344日」と記した日付を確認しました。

釜次は酒を飲みながらその様子を見守り、豪の早い帰還を願っていました。

釜次(のぶの祖父)

豪よ、豪・・・・・
早よう、もんてこい・・・

初めてのお見合い

翌日、のぶが帰宅すると、釜次がお見合い写真を差し出しました。

のぶ(主人公)

またお見合い?
この間も言うたとおり、うちはまだ

釜次(のぶの祖父)

えいき聞け。
これは結太郎が引き合わせてくれた縁談じゃ

そう言われてのぶの心が揺らぎます。

その縁談は、亡き父・結太郎と親交のあった船の機関長の息子・若松次郎とのものでした。

お見合いの日、高知市内の料亭でのぶは緊張していました。

会話が進むと、次郎が結太郎との思い出を語り始めます。

若松次郎

昔、船の上でお父上にお会いしたことがあります。
商社の仕事で色々な国へいらした話をしてくださいました。

若松次郎

僕はまだ船乗りの駆け出しでしたが、大変興味深かったです。お洒落な紳士で、ソフト帽がお似合いだったのをよく覚えています

のぶ(主人公)

あ・・・・・
父のその帽子、今もうちにあるがです。
私と妹らあは父やと思うて、いつつも帽子に話しかけよります

和やかな会食の後、庭を歩きながら、のぶは本音を次郎に打ち明けました。

のぶ(主人公)

あの、私、謝らんといかんことが・・・

のぶ(主人公)

私はまだ結婚する気がないがです。
それやのに父の話を聞きとうて、のこのこ来てしまいました。
ほんまにすみません・・・!

若松次郎

実は僕も、もう三十なので、周りから「早く身を固めろ」とせっつかれていますが、一年のうちほとんどは海の上にいるので、結婚の必要性を感じたことがないんです。

若松次郎

お袋が「見合いだけでもしろ」とあんまりうるさいので、その気もないのに来てしまって・・・・

次郎も同じだと告白し、二人は笑い合いました。

のぶは次郎に船での仕事について質問し、夜空に輝く南十字星の美しさや、海の上での暮らしについて聞きました。

若松次郎

今は神戸から大陸に物資を輸送しています。
食糧などを運ぶこともあれば、武器弾薬も運ぶ。
時には戦地の負傷兵や、戦死者の遺骨を運ぶことも。負傷者の中には、慰問袋を大事そうに抱えている人もいます

のぶ(主人公)

じゃあ、学校の子どもらあと作りゆう慰問袋も、役に立っちゅうがですね。
その話、学校の子どもらあに早う伝えたいです。
あの子らあ、どんなに誇らしゅう思うか・・・

若松次郎

のぶさんは、教師のお仕事が本当に好きなんですね

のぶが視線を横にやると、次郎の肩から掛かっているカメラが目に入りました。

のぶ(主人公)

カメラ、お好きながですか

若松次郎

はい。
僕の相棒みたいなもんです。どこへ行く時も一緒で。

にこやかに話す次郎は、突然のぶに向き直りました。

若松次郎

終わらない戦争はありません。
この戦争が終わったら、のぶさんは何をしたいですか?

のぶ(主人公)

・・・・さあ・・・・・考えたこともないがです

のぶが答えに戸惑っていると、数羽の鳥が一斉に羽ばたきました。

のぶが驚いて空を見上げた瞬間を次郎がカメラに収めていました。

悲しい知らせ

ある夕方、釜次が石置き場で作業をしていると、兵事係が訪ねてきました。

渡された紙には、「豪が中国で戦死」という知らせが書かれていました。

釜次(のぶの祖父)

・・・・豪よ・・・豪・・・・・!

帰宅したのぶは、呆然とする家族と、天宝和尚や団子屋の桂が座っている様子を見て事態を悟ります。

のぶ(主人公)

みんなあ、どういたがでぇ・・・・・

羽多子(のぶの母)

・・・・・・豪ちゃんが・・・・・・戦死したがよ

蘭子はみんなから離れて、一人店番に戻っていました。

作業場では、桂と天宝が釜次を慰めようとします。

桂万平(団子屋)

豪は、御国のために命を惜しまんと戦うたがじゃ。
おまんの弟子に、立派じゃと言うちゃれ

のぶは泣きそうになりながらも、みんなの期待に応える言葉を口にしました。

のぶ(主人公)

・・・豪ちゃんは、御国のために立派にご奉公したがです

釜次(のぶの祖父)

そうやねや・・・・本人も本望じゃろう

深夜、蘭子は一人作業場で線香を焚き、豪の袢纏の前に山盛りのごはんを供えていました。

蘭子(のぶの妹)

豪ちゃん、お腹すいたねぇ・・・・・・

のぶは言葉も見つからず、パンの作業場へ逃げるように入りました。

そこには屋村がいて、豪との思い出を語りました。

屋村草吉(パン職人)

一度だけ、豪と釣りに行った。
出征する前に会っときたい女はいないのか聞いたら、「毎日会ってます」だと・・・・・

屋村草吉(パン職人)

あいつは御国のために死ねて、今頃、本当に喜んでんのかね。
「立派だった」って、言ってやらねえといけないのかね?
愛国の先生・・・。

翌日、豪を弔うために大勢の人が朝田家に集まりました。

国防婦人会の女性たちは口々に豪の名誉の戦死を称え、のぶの学校の児童たちも訪れました。

小学校の生徒

のぶ先生!
わしら、戦死された兵隊さんに手のひらを合わせとうて来たがです

平吉たちは合掌し、のぶに向き直りました。

小学校の生徒

わしらあもいつか兵隊さんになって、御国のために立派にご奉公したいがです!

その言葉を聞いた蘭子は黙って立ち去り、のぶは追いかけました。

空き地で一人佇む蘭子に、のぶが声をかけます。

のぶ(主人公)

・・・蘭子

蘭子(のぶの妹)

・・・・どこが、立派ながで。みんなが立派やと言うたびに、うちは悔しゅうてたまらん・・・

のぶ(主人公)

・・・豪ちゃんは、蘭子やうちの家族や、この国の人らあのために、命をかけて戦うたがや・・・・・
やき、立派やと言うちゃりなさい

蘭子(のぶの妹)

お姉ちゃん、本気でそう思うちゅうがかえ?
児童らあにも、そうやって教えゆうがかえ?
「男の子は兵隊になって戦争に行きなさい」
「命を惜しまず戦いなさい」
「戦死したらみんなで立派やと言いましょう」って・・・?

のぶ(主人公)

・・・そうながよ。

のぶが苦しそうに答えると、蘭子はその言葉に反発し、感情が爆発します。

蘭子(のぶの妹)

そんなのウソっぱちゃ!みんなウソっぱちゃ!
うちは、豪ちゃんのお嫁さんになるがやき、絶対にもんてきてよ、って言うたがよ・・・・

蘭子(のぶの妹)

もんてこんのに・・・・
もう、もんてこれんがやのに、どこが立派ながで!

走り去ろうとした蘭子は、空き地の前にいた羽多子に抱きしめられ、初めて涙を流しました。

羽多子(のぶの母)

・・・・・・泣きなさい・・・・・・思いっきり泣いたらえい

蘭子(のぶの妹)

・・・・・会いたい・・・豪ちゃんに会いたいき・・・・・・

声をあげて泣く蘭子の姿に、のぶも涙が止まりませんでした。

揺れ動く気持ち

忌引を終えてのぶが学校に戻ると、児童たちはキラキラした目で「御国のために」と口々に話しかけてきました。

小学校の生徒

朝田先生、わしらはきっと立派な兵隊さんになります!
そして、その兵隊さんのように、御国のために命を惜しまず戦いたいがです!

熱心に「教育勅語」を暗唱する児童たちの声が響き、のぶは授業を続けるのがつらくなりました。

のぶは窓の外の自由に飛ぶ鳥を見つめながら、次郎の問いかけを思い出していました。

~回想~

若松次郎

この戦争が終わったら、のぶさんは何をしたいですか?

その頃、嵩のもとには千尋からの手紙が届いていました。

柳井崇(やなせたかし)

豪さんが戦死した・・・

辛島健太郎(たかしの同級生)

豪さんって、のぶさんのところの?

千尋からの手紙には、のぶの縁談のことも書かれています。

豪さんは無事に帰ってきたら、蘭子さんと祝言を挙げる予定だったそうです。
朝田家の人たちの悲しみを思うとたまりません。
もう一つ、これは兄貴に伝えようかどうしようか迷いましたが、やっぱり報告しておきます。

のぶさんの縁談が降るように来ています。
のぶさんはすべて断っているそうですが、兄貴の気持ちを伝えるなら、急いだほうがえいと思います

手紙を読み終えた嵩は、その場に座り込みました。

一方、朝田家には次郎が訪れ、鳥を見上げるのぶのポートレート写真を届けにきました。

若松次郎

これを届けるというのは言い訳で・・・
今日はお願いがあって参りました。
おじい様、おばあ様、お母様、今日はのぶさんに正式に結婚を申し込みに参りました

若松次郎

あの日は、当分結婚する気がないと申しました。
ところが、ふとした時に、のぶさんの笑い声や笑顔が浮かぶんです。
この写真を現像して、印画紙に焼きつけながら、その思いは一層強くなりました。
のぶさん、私の生涯の伴侶になっていただけませんか

しかし、のぶは返事を保留しました。

のぶ(主人公)

・・・お気持ちはありがたいがですけんど、やはり決心がつきません。申し訳ありません

若松次郎

いえ。のぶさんの気持ちが変わるまで・・・僕は待ちます。
十年でも二十年でも待ちます

そう言うと次郎は立ち上がり、丁寧に一礼すると、朝田家をあとにしました。

卒業制作が終わるまで

東京で嵩は卒業制作と格闘していました。

下書きには、時代と逆行するように銀座の自由を謳歌する人々の姿が描かれています。

座間先生(芸術学校)

いいじゃないか。
スランプ抜けたか。これで進めてみろ

スランプを脱した嵩は決意を固めます。

柳井崇(やなせたかし)

健ちゃん・・・・・・俺決めたよ。
この卒業制作を仕上げたら、のぶちゃんに会いに行く。今度こそ、自分の気持ちをちゃんと伝える

辛島健太郎(たかしの同級生)

なんか、だいぶん先ん話んならん?

柳井崇(やなせたかし)

そうかも・・・・・・・だけど決めたんだ

年末になり、柳井家に嵩から葉書が届きました。

嵩が製薬会社への就職も決まり、帰郷を計画していることが書かれていました。

寛(たかしの伯父)

嵩、製薬会社に就職決まったそうや

千代子(たかしの伯母)

少しでもあなたのお仕事の役に立ちたいと思うたがかもしれません

寛(たかしの伯父)

わしは、それより、嵩の最高傑作が楽しみじゃ!

そこへ、女中のしんが勢いよく走ってきました。

しん(柳井家の女中)

先生、隣村の沢田さんが往診をお願いしたいと

寛(たかしの伯父)

今行く

最近の寛は、寝る間も惜しんで働いており、千代子はそんな寛が気がかりです。

荷物を下ろす用意

のぶは、次郎にしっかりけじめをつけるつもりで再会することにしました。

のぶ(主人公)

結婚して家庭に入ることは、まだ考えれんので・・・

しかし、次郎からは意外な言葉が返ってきます。

若松次郎

教師のお仕事を辞めることはありません

のぶ(主人公)

・・・え?

若松次郎

児童さんにとって、のぶさんはなくてはならない先生だと思います。
もし僕と結婚してくださるなら、仕事はそのまま続けてください。

のぶ(主人公)

あの、次郎さんは・・・・
どういて私を伴侶にしようと思うくれたがですか

若松次郎

僕は、のぶさんの正直なところに惹かれました

のぶは、自分の葛藤を次郎に打ち明けます。

のぶ(主人公)

でも、今の私には・・・・・
結婚する資格がないと思うがです

のぶ(主人公)

私は、子どもらあに体操や学ぶことの楽しさ、夢を持つことの大切さを教えとうて教師になりました。
けんど、気がついたら、兵隊さんになって御国にご奉公する子どもらあを育てよりました。

のぶ(主人公)

でも妹は「そんなのウソっぱちや」と・・・

のぶ(主人公)

教師の自分に疑問を持っちょったき・・・
その言葉が突き刺さりました。
それからは、子どもらあに愛国を説くのも本当はつらいがです。

のぶ(主人公)

教師としても、朝田家の長女としても、宙ぶらりんで。
こんな私が結婚しても、次郎さんを幸せにする自信がないがです・・・

若松次郎

・・・・のぶさん。
そんなに重い荷物をいくつも担いでいたら、船やったら沈没してしまいます

若松次郎

御国のために、そこまで重い荷物を担ぐことはない

若松次郎

・・・・荷物を下ろす用意をしませんか?

のぶ(主人公)

荷物を下ろす用意・・・?

若松次郎

その時が来たら、思いきり走れるように。
終わらん戦争はありません。
その時、世の中はすっかり変わってしまうかもしれん。
それを見越して、今のうちから夢を持つがです

若松次郎

僕は戦争が終わったら、このカメラで世界中の人たちを撮って回りたいと思うちょります。
のぶさんも、何がしたいか考えてみてください

のぶ(主人公)

・・・・まだ、何も思いつきません

若松次郎

ゆっくり考えればえいです。
のぶさんは足が速いき、すぐ追いつきます

若松次郎

そこに、少しでも僕との暮らしが入る隙間があったら・・・
結婚してください。
隙間がなかったら、その時は諦めます

次郎と別れた後、一人歩きながら、のぶは結太郎の言葉を思い出しました。

~回想~

結太郎(のぶの父)

それは、ゆっくり見つけたらえい。
のぶは足が速いき、いつでも間に合う

結太郎と次郎の言葉が重なり、のぶは次郎に向かって走り出しました。

のぶ(主人公)

・・・・次郎さん!!

若松次郎

のぶさん・・・忘れ物でも?

のぶ(主人公)

こんな私でよかったら・・・・
ふつつか者ですけんど、よろしゅうお願いいたします!

その夜、朝田家は大騒ぎとなりました。

釜次(のぶの祖父)

のぶ、でかした!
さすがわしの孫じゃ!

くら(のぶの祖母)

やっぱり結太郎が見つけてくれた人やったねえ!
祝言は早いほうがえいねぇ!

みんなが喜ぶ中、蘭子はぽつりとつぶやきます。

蘭子(のぶの妹)

・・・・行き遅れんでよかったね

蘭子の不器用な優しさがのぶの心に染み渡ります。

一方、嵩は卒業制作の仕上げにとりかかっていました。

キャンバスには銀座の人々の姿が描かれ、その中には赤いハンドバッグを持って全力疾走する若い女性の姿も小さく描き込まれていました。

~あんぱん第8週おわり~

【関連記事】

朝ドラ「あんぱん」関連書籍




よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次