人生とレモンの諺は誰の言葉?対岸の家事で登場する格言が深い【英語・英文】

このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。
レモンとレモネード
  • URLをコピーしました!

TBSの火曜ドラマ「対岸の家事」の第5話のラストにこんな言葉が登場しました。

「When life gives you lemons, make lemonade.」

パパ友の中谷(ディーンフジオカ)が流暢な英語で詩穂に教えるこの言葉に、グッと来た人も多いのではないでしょうか?

苦難や困難を『レモン』という酸っぱい果実に例えたアメリカの「ことわざ」「格言」は一体誰の言葉なのか気になります。

そこで今回は、この言葉の意味や由来などについて詳しく見ていきましょう!

目次

「人生がレモンをくれたら、レモネードを作ろう」の意味とは?

この言葉は英語の格言 “When life gives you lemons, make lemonade.” で、日本語で直訳すると「人生がレモン(酸っぱいもの)をくれたら、それをレモネード(甘い飲み物)に変えよう」という意味です。

英語の「レモン(lemons)」には、不良品、欠陥品、困難などの意味があります。

「人生がレモンをくれたら、レモネードに変える」という諺(ことわざ)の本当の意味は、

人生で困難や逆境に直面したとき、それを嘆くのではなく、前向きに活かしてチャンスや成功に変えよう

というもの。

人生で起きる辛いことや困難も、ポジティブに考えに切り変えていくための教えなのですね。

ドラマ「対岸の家事」での使われ方はどんなものだったでしょうか?

第5話で、主人公の詩穂(多部未華子)は、中学生の頃に母親を亡くし、家事全般が降り掛かってきたことで、部活動や学校帰りの楽しみなどの青春時代を奪われてしまったという感覚がありました。

しかし、詩穂は、

  • 意味のないと思える出来事にも意味がある
  • 体験できなかったことも体験の1つ
  • あれがあったから今の自分がある

と過去の辛い出来事を前向きに考えようとします。

そこへ、中谷(ディーンフジオカ)がこの言葉を引用し、次のように解説していました。

人生が君にレモンを与えたなら、レモネードを作ればいい。
どんな不運に見舞われてもそこから何かを得ればいい。
転んでもただでは起きない。

ドラマ「対岸の家事」第五話より

このシーンに心が温まった人も多いのではないでしょうか?

筆者自身も、大切にしていきたい考え方だと強く感じました!

【関連記事】

「人生がレモンをくれたら、レモネードを作ろう」は誰の言葉?由来は?

「人生がレモンをくれたら、レモネードを作ろう」という言葉の出典・由来には諸説あります。

この言葉は、アメリカの自己啓発作家・デール・カーネギー(Dale Carnegie)が広めたことで有名ですが。

しかし、実際の初出は1909年、「エルバート・ハバード」という作家が、

A genius is a man who takes the lemons that Fate hands him and starts a lemonade-stand with them.(天才とは、運命が与えたレモンでレモネード屋を始める人のことだ)

と述べたのが最初という説が濃厚です。

その後、自己啓発作家の「デール・カーネギー」が1948年の著書『道は開ける(How to Stop Worrying and Start Living)』で

If You Have a Lemon, Make a Lemonade.(レモンを手に入れたらレモネードを作れ)

と紹介し、広く知られるようになりました。

それ以後、この言葉はアメリカ文化の中で「逆境を乗り越える姿勢」の象徴として親しまれ、映画、音楽、自己啓発のジャンルなどで頻繁に使われるようになっていきます。

デール・カーネギー「道は開ける」は、全世界で数千万部を超えるベストセラー&ロングセラーとなっています。


この表紙を一度は見たことある人も多いのではないでしょうか?

ドラマ「対岸の家事」でエリート公務員の中谷達也も、この自己啓発本を読んでいた…(もしかして英語の原書かも)と考えると、辻褄が合う気がします。

ちなみに、この「人生がレモンをくれたら・・・」のことわざは、原作小説の「対岸の家事」では一切出てきません。

そのため、この格言を引用したのは、ドラマのオリジナルの脚本ということになります。

原作版もおすすめ!


まとめ

今回は、ドラマ「対岸の家事」に登場した「人生がレモンをくれたら、レモネードを作ろう(When life gives you lemons, make lemonade.)」というアメリカのことわざ・格言について詳しくご紹介しました。

この言葉の意味は、「人生で困難や逆境に直面したとき、それを嘆くのではなく、前向きに活かしてチャンスや成功に変えよう」というもの。

この言葉の由来は、「エルバート・ハバード」という1900年代の小説家であり、その後、「デール・カーネギー」の自己啓発本「道は開ける」によってアメリカや世界に広がりました。

日本語では、「ピンチはチャンス」「七転び八起き」「雨降って地固まる」などの言葉に似ていますね。

対岸の家事の中谷さんのように、流暢な英語で話せたらかっこいいですね!

【関連記事】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次