【対岸の家事】手紙の犯人は誰?送り主は父親?原作からのネタバレ【詩穂への嫌がらせ】

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白い封筒の手紙
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TBSの火曜ドラマ「対岸の家事」の第5話。

主人公の詩穂のマンションのポストに、「専業主婦はお荷物です」という怪文書のようなものが投函されていました。

白い封筒に入れられたこの手紙の送り主、犯人は一体だれなのでしょうか?

ちょうどその時にマンションの前にいた詩穂の父親(緒形直人)も怪しい…と思った人が多いはす。

そこで今回は、原作小説からこの手紙の犯人や動機をネタバレしていきます!

目次

対岸の家事の手紙の犯人(送り主)は誰?(ネタバレ注意)

原作では、手紙の犯人は、近所に住む「白山はるか」というシングルマザーです。

第4話のラストでも、村上一家をじっと見つめる女が登場していましたが、その人物が「白山はるか」で間違いありません。

ドラマでは、「織田梨沙」さんがこの役を演じています。

手紙の送り主「白山はるか」はどんな人物?

原作小説「対岸の家事」(朱野帰子)では、「白山はるか」はこのような人物として描かれています。

  • 赤ちゃんを育てているシングルマザー
  • 公園のそばの一軒家に一人で住んでいる
  • 小さい子供を放置して外出しているためネグレクト(育児放棄)が疑われる

詩穂の家に手紙を投函するのは、いつも夜の時間。

そのため、その間は、家に赤ちゃんを放置して出かけてしまっており、育児への意欲や精神状態が気になる人物です。

手紙の犯人「白山はるか」がシングルマザーになった理由とは?

白山はるかがシングルマザーになった理由は、離婚・死別でもなく「未婚」で子供を出産したからでした。

白山はるかは子供はほしいけれど、旦那は欲しくないという考えの持ち主でした。

結婚しても男は家事をしないうえに、女ばかりが面倒を押し付けられるのが理不尽だと感じていたからです。

「私、ネットやニュースを見て、嫌ってほど知ってる。男は家事しない。結婚して子供を生んでも、結局家事を押し付けられるのは女。子供の世話ならまだしも、男の身の回りの面倒まで見させられるなんて理不尽じゃない。男なんてどうせ変わらないし、こっちの思い通りになんかならない。そうでしょう?だったらいないほうがいい」

小説「対岸の家事」より

そのため、白山はるかは、恋愛や結婚をせずに子供をつくる方法(精子を知り合いから譲ってもらう方法)で妊娠・出産したのです。

白山はるかが住んでいる家は、もともとは自分の実家で、両親は地方に移住して空き家となっていました。

白山はるかは、子供を生んだことを両親にも秘密にして、たった一人で育てていたのです。

専業主婦の詩穂をターゲットにした理由・動機は?

白山はるかが手紙の嫌がらせをしたのは、「専業主婦」という存在への否定的な気持ち、幸せそうに見える詩穂への嫉妬からでした。

①妊娠して職を失った腹いせ

白山はるかは、妊娠したことで、それまで勤めていた職場を退職せざるを得なくなりました。

それは「結婚したら女は家庭に入るのが当たり前」だという古い考えがまだ日本には根強いからであり、詩穂のような「主婦」の存在が、「家事=女がやる」という意識を助長しているのだと主張します。

主婦なんてものが未だにしつこく生き残っているから、結婚して仕事をやめて家庭に入るのが当たり前だって思う古い意識の人がいなくならないんです。女に家事を丸投げする人も減らないんです。私はその被害を受けたんです。

小説「対岸の家事」より

しかし、白山はるかの母親自身も専業主婦でした。

「主婦」という存在に八つ当たりをする白山はるかに、中谷からは「自分の母親を、主婦を馬鹿にするな」と厳しい言葉が出ます。

②幸せそうな主婦への妬み

しかし、一人で出産して、一人で子供を育て、身の回りの家事もすべて一人でやるということは想像以上に大変なものでした。

白山はるかは、「産後うつ」などで精神状態が悪化しているものの、周りに相談出来る人がおらず、孤立していました。

「家事なんて誰にもできる」と甘く見ていた「理想と現実のギャップ」が大きくのしかかっていたのです。

「一人でできるはずだった」白山はるかは絞り出すような声で言う。「主婦なんかより、完璧にできるはずだったの」

小説「対岸の家事」

誰にも「助けてほしい」と言えない中、公園でパパ友の中谷家族と一緒に遊んだり、優しい旦那がいたり、近所の礼子たちに囲まれて幸せそうにしている主婦(詩穂)を羨む気持ちが膨らんでいきました。

「私のほうが大変なのに、私のことだけ、助けてくれない。しかも、昼間から、公園で、よそのイケダンとも、会って、こんな風に助けてもらって、どうして、この人だけ、主婦のくせに、家事ができるだけで、時代にうまく、乗ってるの・・・・」

小説「対岸の家事」

原作の小説では、そんな白山はるかを詩穂は優しい言葉で励まし、手を差し伸べます。

詩穂は、母子を蔦村医院へとつなぎ、赤ちゃんの健康状態を見てもらったり、育児の相談をするように勧めるのでした。

まとめ

今回は、ドラマ「対岸の家事」の第五話以降、詩穂への嫌がらせの手紙を書いた送り主や犯人について詳しくご紹介しました。

ドラマでは、詩穂の父親が映し出されるシーンがありましたが、実際の犯人は近所に住むシングルマザーの白山はるかです。

今回は、小説版からのネタバレをご紹介しましたので、ドラマでは少し設定や表現が異なる場合がありますのでご了承ください。

原作版をじっくり読みたい方はこちらから!


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