「雨のゆくえ」の絵本や児童書はある?内容やストーリーは?対岸の家事に登場!

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絵本の海の中
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多部未華子さん主演の火曜ドラマ「対岸の家事」が人気ですね。

その第3話で、「雨のゆくえ」という絵本が登場。

「海の上の雨は、船が通りかからないと、なかったことになってしまう」という表現が心にジーンと来た人も多いのではないでしょうか。

この「雨のゆくえ」という児童書が、実在しているのか気になりますよね。

そこで今回は、

  • 「雨のゆくえ」という絵本・児童書はある?
  • 「雨のゆくえ」のストーリーや内容は?

について詳しくご紹介していきます!

目次

対岸の家事「雨のゆくえ」絵本・児童書はある?

結論からお伝えすると、

「雨のゆくえ」という絵本は実在せず、ドラマのオリジナルである可能性が高いです。

残念ながら、「雨のゆくえ」というタイトルの本は、2025年4月時点で出版されていません。

ドラマの中では、絵本の表紙は真っ青な海の上に一隻の船が浮かび、白い文字で「雨のゆくえ」とタイトルが描かれていました。

また、タイトルの下には「作者」や「絵の担当者」の名前も書かれていました。

「雨のゆくえ」
むらいゆき さく
さかきよしこ え

このように、かなりリアルな作りになっているため、「実在する絵本なのかな?」と思ってしまった人も多いはずです。

対岸の家事「雨のゆくえ」の内容やストーリーは?

お山の上に雨が降ってきました


ザーザーザー


海の上にも雨が降ってきました


シーシーシー


雨は海に吸い込まれて


音もなく消えていきます


海はとっても静かです


おや?船が来ました


船長さん、ぬれちゃうよーと…

「対岸の家事」の冒頭で映し出される「雨のゆくえ」の内容はここまでです。

山や海に雨が降り、そこに一隻の船が通りかかる…

そんな内容となっています。

主人公の志穂は、この物語を引用して「私がみないふりをしたら、何かがなかったことになってしまうんじゃないか」と、屋上での礼子とのシーンを振り返っていましたね。

「雨のゆくえ」では、船が通りかかった後にどんなストーリーとなっているのでしょうか?

そこで、「雨のゆくえ」の続きを考えてみました!

続きは筆者のオリジナルです

「あれ?雨さん降っていたんだね」

船長さんが言いました

「ぼくに見つかってよかったね。だれにも見つからない雨は、きっと寂しいもんね」

船長さんは帽子をとって

雨さんを受け止めました

雨さんはうれしくなって

ポツン ポツン ポツン

とたくさんふってきました

「ありがとう、船長さん」

それから雨さんは

キラキラと光りながら

海の中へとしずかに消えていきました

また誰かに見つけてもらえることを願いながら…

おしまい

絵本「雨のゆくえ」は原作小説にも登場する?

原作の小説には「雨のゆくえ」という絵本は登場しませんが、「海の上に降る雨の話」は同様に出てきます。

火曜ドラマ「対岸の家事」の原作は、朱野帰子さんの小説です。


原作の中では、主人公の志穂は礼子とのひょんな会話から「前にテレビで見たんですけど…」と海の上に降る雨の話をします。

「前にテレビで見たんですけど、海の上に降る雨って、本当に降っているのかどうか確かめられないそうなんです」

「え?」何の話だろう。

「衛生とかでだいたいのことはわかっても、正確には観測できないんだって」

「まあ、たしかに、海にはレーダー建てられないものね」

梅雨の空はどんよりしていて、午後から雨が降るとたしか予報で言っていた。

「たまたま通りかかった船だけが、その雨を見るんです」

対岸の家事(講談社文庫)より

この話から、礼子は同僚のイマイの涙を「これは海の上の雨だ」と気づきハッとする…という流れとなり、ドラマと同じストーリーです。

原作では「テレビで知った話」であり、ドラマでは「母から教えてもらった話」にアレンジされているということになりますね。

ドラマの結末や詳しい内容が知りたい方は、原作版の小説も併せて読んでみてはいかがでしょうか?


まとめ

今回は、火曜ドラマ「対岸の家事」に登場した「雨のゆくえ」という絵本・児童書が本当にあるのかを解説しました。

実在する絵本ではありませんが、内容が心に響くものであり、登場人物の心境とリンクして思わず感動してしまった人も多いはずです。

ぜひ、書籍化してほしいなと思いますね!

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